「未来都市」岩手町の魅力を情報誌に SDGs、自然、食などを紹介

町の自然や観光、SDGsの取り組みをまとめた情報誌

 岩手町は情報誌「きこえる いわて」を作った。内閣府の「SDGs(持続可能な開発目標)未来都市」となった町の自然や食、観光、SDGsの取り組みなどを幅広く紹介。「未来都市の今」を町内外に発信して共感を広げ、関係人口の拡大につなげる。

 情報誌は計3巻を発行した。1、2巻は自然豊かな丹藤川や四季折々の草花が咲く石神の丘美術館、地域に受け継がれる郷土芸能を掲載。「町の職人文化」と題して弓師や絵(え)刺(さし)子(こ)袢(はん)纏(てん)の絵付け職人、はさみ製造の企業にも焦点を当てたほか、宿泊施設も網羅した。

 3巻はSDGsの取り組みを中心に取り上げた。地域課題解決に向けて活動する沼宮内高生の様子や森林を守り育てる事業、町民主体の対話型まちづくり事業をまとめた。いずれの巻も軟らかいタッチの文章と写真で構成され、気軽に読むことができる。

 3巻ともA5判。町役場や道の駅石神の丘、東京・銀座のいわて銀河プラザなどで無料配布する。問い合わせは同課(0195.62.2111)へ。

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