シルリハ体操、意義再確認 茨城県南地域研修会 指導士1万人記念

シルバーリハビリ体操の特徴を説明する大田仁史さん=牛久市柏田町

茨城県独自の介護予防体操「シルバーリハビリ体操(シルリハ)」の普及を図ろうと、14市町村で構成する茨城県南地域シルバーリハビリ体操指導士協議会は4日、同県牛久市柏田町の市中央生涯学習センターで「県南フォローアップ研修会」を開いた。指導士の累計1万人達成記念大会も兼ね、約650人が同体操の意義を確認した。

茨城県立健康プラザ管理者でリハビリ専門医の大田仁史さんが「介護予防を考える~シルリハ体操の意味~」と題して講演。同体操について「高齢者が勉強し合い、助け合える仕組み。最後まで人の尊厳を保つのに役立つ」と力を込めた。

日本理学療法士協会の斉藤秀之会長も講演し、理学療法士と同指導士が連携する事例を紹介。「体操教室に通う(介護予防)対象者を掘り起こすことも必要。近所を見渡して、地域包括支援センターなどにつないでほしい」と呼びかけた。

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