日本茶カフェ、豊岡にオープン 地元・但馬産のお茶、オリジナルの煎茶…特別な時間をゆっくりと

日本茶カフェ「碧」を開業した多田ゆかりさん=豊岡市寿町

 兵庫県豊岡市寿町に今春、但馬地域で生産されたお茶などを扱う日本茶カフェ「碧(あお)」がオープンした。かばんのセレクトショップの店員だった多田ゆかりさん(54)が一念発起して独立開業し、緑茶などとパフェなどの甘味をセットで提供。「お茶を飲みながら過ごす特別な時間を楽しんでもらいたい」とPRする。

 同市出身の多田さんは、セレクトショップの運営に長く携わったが、新型コロナウイルス禍を機に、若いころからの夢だったという起業に挑戦。自身の祖母が喫茶店を開いていた縁もあり、但馬地域では珍しい日本茶のカフェを開くことにした。

 店では、朝来市の「朝来茶園」産の緑茶や和紅茶、松江市の老舗茶舗が作った同店オリジナルの煎茶などを扱い、わらび餅などを添えた抹茶やほうじ茶のパフェ、ぜんざいなどの甘味とのセット限定で出している。

 多田さんは「但馬産のお茶があることに驚く人も多い。日本茶の魅力を知ってもらいたい」と話す。甘味と茶のセットは1350円から。木曜定休。午前11時~午後6時。同店TEL090.9707.2271 (阿部江利)

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