伊バス転落事故、死者の身元判明 外国人20人と運転手

イタリア北部ベネチアのバス事故現場に供えられた造花=4日(AP=共同)

 【ローマ共同】イタリア北部ベネチアでバスが高架橋から転落した事故で、地元当局は4日、死者21人の身元が判明し、イタリア人男性運転手以外の20人は全て外国人だったと明らかにした。負傷者15人の中には集中治療室(ICU)で手当てを受けている人もいる。イタリアのメディアが報じた。

 死亡した乗客20人の国籍はウクライナが9人、ルーマニアが4人、ドイツが3人、ポルトガルが2人、クロアチアと南アフリカが各1人。バスは大陸側にあるキャンプ場と、干潟の上に築かれた世界的な観光地であるベネチアの都市部を往復しており、事故当時はキャンプ場に戻るところだった。

© 一般社団法人共同通信社