iDeCoやつみたてNISAを老後資金のために始めた場合の適切な換金時期とは!?【ほったらかしで3000万円貯める!お金と投資の超入門】

人生には〝貯めどき〟と〝使いどき〟があるんです

「毎月、決まった額を積み立てていき、収入が増えれば積み立て額も増やす」これが理想ですが、現実にはこれまでどおりの額を積み立てていくことさえむずかしくなる時期があります。一般的には、子どもの大学受験に向けた塾代などの費用がかさむ高校時代から、大学を卒業するまでの期間は家計が非常に苦しくなります。

住宅ローンの返済が重なっていたりすると、なおさらです。あなたが今は独身でも、長期の積み立て投資は10年、20年先を思い描きながら行なっていくので、こうした将来の大きな出費は無視できません。 子どもがどんな進路を歩むかでスタート時期と終了時期は異なりますが、子どもの教育にお金がかかる時期が人生最大の出費期間です。この時期に家計がひっ迫するのはしかたのないことなので、この期間は積み立て額を減らすという選択も必要です。

老後資金のために始めた場合

老後資金の形成が目的の場合は、非課税期間である20年は投資を続けることを目的とします。20年経過後は売却して現金化するか、通常の課税口座に移して運用を続けるかの選択肢があります。十分な利益が出ていれば換金してOKです。課税口座に移す場合は、そのときの評価額で取得したというかたちで投資を始めることになり、その時点での利益には課税されずに投資を続けることが可能です。その非課税メリットは換金した際と同様に受けられます。

30歳でつみたてNISAを始めると、20年で50歳。まだ老後というには若く、今後まとまったお金が必要になりそうな場合は、そのまま課税口座で積み立てを続けるのもいいでしょう。万一、このタイミングで相場環境が悪く含み損が出ている場合や利益が小さい場合は、課税口座に移して回復を待つのが得策です。

この際、含み損が出た評価額で課税口座に移されるので、その後、利益が出た場合の税額が不利になってしまうデメリットがあります。ですが、20年間継続した積み立て投資であれば、相場が回復した場合のメリットが上回る可能性が高いはずです。

【出典】『ほったらかしで3000万円貯める! お金と投資の超入門』
監修:坂本綾子/ファイナンシャルプランナー(日本FP 協会認定CFP Ⓡ) 日本文芸社刊

結局、一般NISA・つみたてNISAどっちがいいの?

チェックリストで自分に合う投資を確認!

今や7人にひとりがNISAの口座を持っているといわれていますが、そもそもNISAとつみたてNISAの違いが分からず、どちらを始めるか悩む方も多いのではないでしょうか。

下のチェックボックスにチェックをいれて、自分にあう資産形成を確認しましょう。

□ 投資できる商品が多く、戦略の幅が広い
□ 投資商品は、国の基準を満たした投資運用向け
□ 投資先や投資のタイミングは自分で決めたい
□ 自動で投資してくれて手間がかからないものがいい
□ 投資先を考える時間を節約したい
□ まとまったお金を投資したい
□ 将来を見据えてじっくり投資したい

結果はマネーブックでチェック!

最近よく耳にするNISAやiDeCo。

でもどんなものなのか全く分からないし、商品を選んだり難しそうだから・・・・・・と感じている方も多いはず。

だけど、銀行にお金を預けているだけではなかなか増えないのが現実。

この小冊子では、NISAとiDeCoの仕組みをマンガでわかりやすく解説。

はじめて資産形成をする方や、資金計画の見直しをする方にもお役立ていただける一冊です。

書籍情報:『ほったらかしで3000万円貯める!お金と投資の超入門』
監修:坂本綾子/ファイナンシャルプランナー(日本FP 協会認定CFP Ⓡ)

もうお金で困らない、お金の不安を一掃! 知識ゼロ、貯金ゼロでもOK! ムリなく確実に、ほったらかしでドンドン貯まる「iDeCo(イデコ)」と「つみたてNISA(ニーサ)」のしくみと始め方をトコトンやさしく解説しました。いま、話題の「iDeCo」「つみたてNISA」は積み立て投資の最強ツールです。月3万円の積み立てでも、35年後には2700万円に!(年利4%で運用)。ほったらかしで3000万円を貯めるノウハウを存分に教えます。さまざまなシミュレーションのほか、成功例や失敗例、うまくいく「iDeCo」と「つみたてNISA」の始め方、失敗しない商品の選び方、選ぶべき厳選10本など、成功するために知っておきたい知識とテクニックが満載です。キーワードは、長期、分散、積み立て投資。投資に手間や時間をかけない、あてにいかない、予想をしない、なるべく早く初めて、長く続けること。ズバリわかる! ラクして大きく増やす、ズボラさん向けの投資術です。これからお金を増やしたい人、貯めたい人、必読です。

© 株式会社日本文芸社