お邪魔します→玄関に入ると「逃げて」の巨大文字が!「帰れ」を遠回しに表現した置物が「天才」と話題

X(旧ツイッター)に投稿された、思わず来客者が2度見してしまうような玄関のオブジェクトが「C級ホラー映画かな?」「天才」「欲しいwww」などと注目を集めている。

さまざまなユニーク創作物をXで公開している八羽(@aoiwa_88)が1日、「玄関に置くwelcomeのやつの逆バージョンです」とつづり、写真を投稿した。デカデカと「逃げて」の形をした置物が来客者をお出迎え。目に入れば「え、どういうこと?」と戸惑い、つい周囲を見渡してしまうかもしれない。

この家には”何か”ある。そう思わせる一枚にユーザーから「ミステリーの始まり感がやべぇ」「『えっ』って思ったらすでに後ろに何かいるやーつ」「リアル脱出ゲーム開幕」「SANチェック起こしそうなイベントで好き」などの声が寄せられた。

八羽さんは他人の玄関前に置いてあった「welcome」という置物を見て、思うことがあったという。「見ず知らずの私に対しては全然ウエルカムじゃないくせに、軽々しくこんなもの置くもんじゃないよ」。では、自分の家でどんなものを置くべきか。「来るな」や「お帰りください」より遠回しで、相手を傷つけずに伝えられる言葉を模索。その結果、頭に「逃げて」の3文字が浮かび上がり、製作に至った。

一般的に目にする「welcome」のオブジェのように、スタイリッシュかつインテリアっぽくなるように製作した。ただ、完成品を見た八羽さんは「字面のせいであまりスタイリッシュとは言えませんが…」と少し残念がった。

4日までで、1.3万超のリポスト、6万超の「いいね」を獲得。大反響となった。八羽さんは「『帰れ』ではなく『逃げて』なのが良い、という感想がちらほらあり、言わなくても分かってもらえた、という感じがしてとてもうれしかったです」と感想を語った。

ちなみに「逃げて」を設置した後、知人の来客があったというが、怖がったり、逃げるようなそぶりはなく「『お、またこんなもん作って』と言われました」と”効果なし”だった様子。モノづくりが好きな八羽さんのことを、よく知っているからこその反応だったかもしれない。

(よろず~ニュース・松田 和城)

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