尾道駅前や市内16か寺に3万個超の灯りをともす「第18回 尾道灯りまつり」10月7日(土)開催

2023年10月7日(土)、広島県尾道市で「第18回 尾道灯りまつり」が開催されます。

港町尾道は、平安時代の仁安3年(1168)年に後白河法皇領備後太田荘の倉敷地に指定されたことにより、翌嘉応元(1169)年に開港して誕生しました。それ以来、地の利に恵まれた穏やかな港町は発展を続け、その発展によって財を成した豪商たちの寄進により、最盛期にはなんと81もの寺院が造営されたといいます。

現在、尾道市内には100を超える寺院があり、そのうち25の寺院は尾道の市街地に立地していて、昔の面影を今に伝えています。

かつて、海岸沿いには入港する北前船が目印とする常夜灯があり、その燈明は寺々へと続いていました。「尾道灯りまつり」は、そんな尾道繁栄の礎を現代に再現したお祭りです。尾道の3つの山(千光寺山、西國寺山、浄土寺山)に、昔の人たちが見たであろう常夜灯の灯りをぼんぼりで再現します。

ぼんぼりの配置場所はこちらからご確認ください。

開催当日にはエリア内の複数の寺院で音楽イベント等が開催されるほか、西郷寺では寺宝展が開催されます。普段見ることのできない貴重なお寺の宝が公開される機会なので、ぜひこちらも訪れてみてくださいね。

西郷寺 寺宝展

画像提供:尾道灯りまつり実行委員会事務局

常夜灯の雰囲気を再現した普段とは違う幻想的な夜の尾道の町で、古寺めぐりをゆっくり堪能しましょう。

第18回 尾道灯りまつり 開催概要

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