岡山県戦没者秋季慰霊祭(県戦没者顕彰会主催)が5日、岡山市中区奥市の県護国神社であり、明治から昭和にかけて戦争で亡くなった県関係者5万6727人の冥福を祈った。
遺族ら約400人が参列。黙とうの後、河野薫宮司が祝詞を奏上し、代表者が玉串を奉納した。参列者は頭を下げて静かに目を閉じ、平和への祈りをささげた。
太平洋戦争で父親を失った男性(82)=井原市=は「世界では今も戦争や紛争が起きている。争いのない世の中になってほしい」と話した。
同神社では6日午前10時から「秋季慰霊大祭」(同神社主催)もあり、備中神楽の奉納や華道展が行われる。