本日10月5日から放送枠を引っ越すテレビ朝日系バラエティー「あざとくて何が悪いの？」（木曜深夜0：45。一部地域を除く）。2020年の旗揚げ時から番組を切り盛りしてきた山里亮太（南海キャンディーズ）と、ハロー！プロジェクトの人気グループ・℃-uteの元メンバーである鈴木愛理が新MCコンビとして新たなスタートを切る。
9月24日の放送をもって番組から勇退した田中みな実と弘中綾香アナウンサーからMCのタスキを受け取った鈴木。初めての収録を終え、「特番時代からずっと見ていた番組でしたので、今日はめちゃくちゃ緊張しながら現場に入ったのですが、山里さんにたくさん助けてもらいながら、無事撮り終えることができました。緊張が解けて、今一気におなかがすいてきました（笑）」と、緊張から一転、リラックスした様子を見せた。
一方の山里も「『初めて愛理ちゃんと一緒にMCをやるんだっけ？』と思うくらい、すごく自然で楽しい時間でした。愛理ちゃんが独特な世界観の話をする一方で、いろんな人にとって生きるヒントになるような話も端々に散りばめてくれたので、また新しい形の番組ができたなと。収録前はまだ手探りかなと思っていましたけど、意外と1発目から新しい指針が見つかりました」と、新コンビに自信をのぞかせる。
これまでは音楽番組のMCとゲストという関係での共演はあったという2人だが、「MC同士という形で関わるのは今回が初めてなので、ちょっと感覚が違うなと思いつつ。山里さんの奥さま（蒼井優）がハロプロを好きでいてくださるので、そういう話もできたりして、新しい距離の近さを感じました」と鈴木が関係性を述べると、山里は「うちの奥さんはガチのハロプロオタクで『愛理ちゃんのことを頼むよ』と言われてますので。でも愛理ちゃんはふわふわとした感じかと思ったら仕切るところはビシッと仕切るし、ただただ変な子なだけじゃないぞと（笑）。いい意味で『あら！ できるのね！』とうれしい驚きがありました」と、鈴木のMC能力に期待を寄せた。
お互いの「ここがあざとい！」と感じる部分を尋ねてみると、「僕には基本的にあざとい要素はないですからね」と言う山里に対し、鈴木は「山里さんは心を射抜かれた時に、ちゃんと『射抜かれた～！』と言ってくださる。そういうリアクションはどんな人にも『私のこの感じが“あざとい”って刺さったんだ！ うれしいな』とシンプルに響くと思います」と、山里の無自覚なあざとさを指摘。すると山里も「愛理ちゃんは収録前、まるで運命みたいに『服の色が一緒ですね』と言ってくるなど、あざとい部分が山ほどありました。僕みたいな大ベテランじゃなかったら落ちてましたよ！」と、鈴木の恐ろしい“あざと才能”を暴露した。
さらに、山里が「初収録で愛理ちゃんに『自分と一緒に戦ってきたハロプロの仲間たちのここがあざとくて、紹介したいんです』という熱量があると知ったので、それをどんどんプレゼンしてもらえたらうれしいです」との要望を伝えると、鈴木は「私は山里さんと一緒にあらためて、男性がときめく女の子の“あざとさ”とは何なのかを掘ってみたいです。実は、山里さんに刺さっていることを具体的に聞いた記憶があまりないので…」と山里の核心へと迫る意欲を見せた。
すると「僕は人に心を許さないから」と焦る山里に、「壁がめちゃくちゃあるイメージなので、それがメリメリッとはがれる瞬間が見えたらいいなって」とさらに追求すると、「いや、もう何年もかけて何層にも塗り固められてるので、それはちょっと…」とタジタジの山里。鈴木が「じゃ、毎回お湯をかけて溶かしていきます！」と笑顔で宣言すれば、山里は「どうか温かい言葉で溶かしてください。僕だって、本当は人間になりたいんですよ！（笑）」と応え、早くも息の合った掛け合いを見せた。
最後に、鈴木は「以前より深い時間帯での放送になるので、初回収録からディープな話もありましたが、それも含めて皆さんに新しい夜の楽しみ方を届けていけたらいいなと思います。私自身も自覚していないところで『あざといね』と言われたりするので、番組を通して“新しいあざとさ”を出していきたいです！」と意気込みを語り、山里は「象徴たる前任の2人がいた番組が変わるということに対し、いろんな思いを抱いてらっしゃる視聴者の方がいると思うし、僕自身にも実際、多少そういう気持ちもあったんです。でも初収録を終えて、僕が声を大にして言いたいのは『どうぞ、皆さんご安心ください！』ということだけ。安心して、今まで通り楽しみに見に来てください」と期待感をあおり、確かな手応えをにじませた。
10月5日放送には、6月の放送回であざとさに弱いと自らを称した「チョロ平」がSNSでトレンド入りした松下洸平が再びゲストとして登場。さらに、松下のことを「チョロいね～。心配になっちゃう」とバッサリ斬るナイスコンビぶりを発揮した、あのもそろって登場する。今回は視聴者が実際に体験した「恐怖の恋愛修羅場」の再現VTRを鑑賞しながら“黒いあざと女子”の生態に迫っていく。
