馬頭高17歳トリオ、チョウザメで全国に挑む 「使い道少ない身」でパスタソース 漁業問題解決の缶詰コンテスト

完成した缶詰と開発した生徒

 【那珂川】漁獲量が増えたり、食害で漁業関係者を悩ませたりなどしている「地域の課題魚(ローカルフィッシュ)」を使って高校生が缶詰を開発し、その出来栄えや提案力などを競う「ローカルフィッシュ・カン・グランプリ2023」で、馬頭高水産科3年生3人のチームが8日、都内で開かれる決勝大会へ出場する。3人は同校で約30年前から養殖研究するチョウザメの身を使い、パスタソースを作った。採卵後の雌の身は有効活用が課題といい、活用策を広めることで廃棄量の減少を目指している。

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