ドラマ『秘密を持った少年たち』大原優乃・大谷亮平に独自インタビュー「きっと今までに見たことのないドラマをお届けします」

日本テレビ・金曜ドラマDEEP『秘密を持った少年たち』が10月6日(金)深夜からスタートする。entaxでは本作でヒロインを務める大原優乃と謎の予備校講師を演じる大谷亮平に独自取材。2人に役を演じる時に意識した点や印象に残ったシーンなどを聞いた。

本作は、ジャパニーズホラーの名匠・中田秀夫監督の完全オリジナル作品。望まずして『夜行』(やこう)という人を襲いその血を啜(すす)る、人ならざる存在になってしまった少年と少女の残酷な運命を描く、衝撃的なエロティックサスペンス。

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■ドラマが始まる前のリハーサル期間で“夜行”に

——中田秀夫監督の作品へ出演が決まった時の感想を教えてください。

大谷:最初、中田さんが監督ということでものすごくうれしかったんですが、台本を見るとすごく爽やかでキラキラしたまぶしい台本だったので、ここに自分がいていいのかと思いました。ですが、ただキラキラした作品ではなく、斬新なテーマでハードなシーンもあったので、自分がこの作品の影となれればいいなと、そして自分自身も楽しみたいなと思いました。

大原:脚本を読ませていただいた時に、私が演じさせていただいている『ユキ』役という役柄が、過去と現在で変わり果ててしまった姿であったり、抱えているものの深さをすごく感じたので、これは覚悟を持って撮影に入らなくちゃいけないなと思いました。

——中田監督から役を演じるにあたり何かアドバイスはありましたか?

大谷:監督何も言ってくれないんですよ(笑)。お互い私生活の話ばかりしていました。今、脚本を作っている段階なので、正解がない分、「話し合って決めていきましょう」というスタンスでやっています。

大原:「こうしてください」っていうよりはヒントをくださるような感覚で演出していただいています。作品に入る前にリハーサル期間を用意してくださり、そこで役や作品についてすり合わせができたので、迷うことなくどのシーンも演じられているのでありがたいです。

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——今回のドラマで役を演じる時に意識したことは何ですか?

大谷:撮影が始まって間もないんですけど、自分の役が何者か分からない感があるんですよ。予備校の先生で、夜行になり、この世界に対して何かをしようとしたりして。つかみきれない謎めいたところを大事に演じて、視聴者の方に興味を持ってもらえたらいいなと思います。

大原:この作品の中で最初に“夜行”として登場する役なので、作品のミステリアスさも背負わせていただいてるなと感じました。序盤の方では、なぜ夜行になったのかという過去の陰みたいなものを意識して演じさせていただきました。陰を演じる分、高校生の回想シーンは楽しく爽やかな映像になるように心がけて演じていました。

■吸血シーンは普通のラブシーンよりも照れくさい

——撮影中の印象に残ったシーンはありますか?
大谷:やはり吸血のシーンですよね。龍宮城のメンバーが吸血するシーンと自分が吸血するシーン
と大原さんが吸血するシーンで、夜行にも吸血する“色”の違いがある方が面白いなと。バンパイアにもいろいろなのがいるんだぞという部分を見せたいなと思って。監督も吸血シーンの時は足の位置とか舌の使い方だったり、そのシチュエーションによっていろいろアイデア出してくれたりもするんです。その見せ方をこだわっていきたいと思っていて、僕の役らしく吸っていきます(笑)。

大原:私も最近、吸血する側として撮影したんですけど、この作品は吸血シーンがラブシーンにも見えるし、求愛行動でもあるので、ただ血を吸うだけではなくて、そこにこの作品ならではの世界観を交えながらという演出をしていただいています。なので、吸血シーンがこの作品のキーになってくるのかなって思います。でも、普通のラブシーンよりも照れくさいです。

大谷:たぶん吸う側より吸われる方が照れくさいんですよ。吸うのは感情移入できてガッとできるんですよ(笑)。

大原:本当にそうです(笑)。

大谷:大原さんは血を吸われて「うわっ」ていうヒロインじゃなくて、きれいに吸われなきゃいけないだろうし。

大原:そうなんです。なので監督に教えていただきました。

——吸血シーンで意識したところはありますか?

大谷:どういうシチュエーションで吸血するのかによって、目をつぶるのか、つぶらないのかとか考えました。求愛的に吸ってるのか、敵とみなして吸っているのかっていうことによって吸血している表情が違うなとやりながら感じたのでそこを意識しながら演じました。

大原:吸血シーンの時は特殊メイクに切り替わるんですけど、首から頬にかけて血管が浮かび上がったり、眼球の色が変わったりするので、その特殊メイクもプラスされている分、自分も1つギアを上げて、驚異的でもあり、美しく見える見え方を意識しながら演じさせてもらっています。あと監督に吸血シーンの時は「“シャー”って猫が口を開けて威嚇する時の感じで」とアドバイスをいただいたので、何回も「シャー」と一緒にやっていただきました。

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■あの名曲、実は本人の持ち歌ではなかった

——今回のドラマのように後から知って衝撃だったことはありますか?

大谷:『ボディガード』というミュージカルをやらせていただいているんですけど、あの有名なホイットニー・ヒューストンが歌っている『I Will Always Love You』は本人の曲じゃないとご存じでしたか?ミュージカルの本番直前に「実はこれホイットニーの曲じゃないのよ」と言われたんです!世界中の人がホイットニー=「エンダー」って歌っているイメージがあると思うので僕も驚きました(笑)。

大原:違う作品の話になってしまうんですけど、衣装合わせに行く前は「茶色い髪の毛の役です」って言われていたのですが、衣装合わせに行ったら「髪の毛をピンク色にしてください」って言われました(笑)。その時が今年1番の衝撃で、人生で初めてブリーチしました。

——撮影で忙しいかと思いますが、今ハマっていることを教えてください。

大谷:ストレッチです。バレーボールやっているんですけど、だんだんいろいろな体の部分が痛くなってきてストレッチが大事だなと思い最近やっています。なるべく風呂上がりにストレッチするようにしているんですけど、一向に柔らかくならないですね(笑)立っている状態で手のひらが床にベタっていうのを目標でずっとそれに挑戦してました。何があったか分からないけど、初めて昨日、手のひらが床についてうれしかったです(笑)。

大原:私はサウナですね!2年半ぐらいハマっていて1番の趣味です。普段、1人でいると仕事のことを考えがちになってしまうんですけど、サウナに行くと無になれるし心まで整うなと思って好きです。

ライター:お気に入りの場所はありますか?

大原:1人で行く時はいつも決まっているところに行くんですけど、この間は弟とちょっと遠出してサウナに行きました!

■愛を求めて吸血し合うエロティックサスペンスドラマ

——放送を楽しみにしている視聴者の方へメッセージをお願いします。

大谷:完全オリジナル作品なので、夜行として生きるみんなが、この先どうなるのか、どう生きていくのかを楽しみに見ていただければと思います。是非ご覧ください。

大原:愛を求めて吸血し合うこの世界が残酷でもあり、美しく見えたらいいなと思っております。きっと今までに見たことのないドラマをお届けします。10月6日から放送スタートです。よろしくお願いいたします。

ドラマ『秘密を持った少年たち』
10月6日(金)スタート 毎週金曜 深夜24時30分〜24時59分放送予定
※初回は24時40分スタート
Tver・Huluでも配信

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