東京女子プロレスが10月9日(月祝)、東京・東京たま未来メッセにて開催するビッグマッチ『WRESTLE PRINCESS Ⅳ』のPRに鈴芽&遠藤有栖の両選手がプロレスTODAY編集部に来社。
でじもん(でいじーもんきー)としてタッグチームとして組む二人は、鈴芽は中島翔子原宿ぽむ&アントーニオ本多とのタッグで美威獅鬼軍の沙希様&メイ・サン=ミッシェル&マーサ&ユキオ・サン=ローランと対決。
遠藤は鳥喰かや&HIMAWARIと組み、ガンバレ☆女子プロレス(ガンジョ)のHARUKAZE&長谷川美子&リアラと激突する。
鈴芽&遠藤には試合への意気込み、プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合の勝敗予想、でじもんの関係性、目指す選手像などを語ってもらったインタビュー第2弾をお届けします。
▶第1弾:【東京女子】10.9たま未来メッセ “でじもん”鈴芽が美威獅鬼軍へ反撃の狼煙を上げ、遠藤有栖はガンジョ勢との対戦に警戒!
①鈴芽選手、遠藤有栖選手のでじもん(でいじーもんきー)のお互いはどういう存在
――でじもんのお二人がパートナーの存在について、どういうふうに思っているのかを質問させていただきたいんですけれども。お互いの好きなところは?
遠藤 ご飯とかいろいろ誘ってくれるところです。「あそこ行きたい!」と言ってくれるのが嬉しいです。私を誘ってくれるから好きです。
――友達みたいな感じも含めて、必要とされる自分が嬉しいということですね。
遠藤 嬉しいです。何回も言ってると思うんですけど、私、初めて東京女子を見たときに一番好きになった選手なんです。その方と今こうやって隣にいるんです。その時点でもう。
――それは確かに嬉しいことですね。一つずつ自分の夢が現在進行形で夢が叶い続けているということですよね。
遠藤 そうなんです。ヤバイですよね。どう考えたって。
――鈴芽選手はどうですか?
鈴芽 すごく緊張している時も試合前とか有栖と一緒だとすごく笑顔になれるところです。
――元々、試合前は結構ナーバスになるタイプですか?
鈴芽 そうですね。緊張してしまうけど、この間もタッグの3WAY戦ですごく緊張していたけれども、出る前に有栖が来たら「頑張ろう!」ってなりました。
――遠藤選手は割とリラックスしながら試合に臨めるタイプですか?
鈴芽 緊張はしてるよね?
遠藤 すごくしています。だから手繋いだ時とかにはもう「ワー!」ってなります。
鈴芽 ワーってなりましたね。
――お互い緊張してるけど2人でいることによってその緊張が緩和されて「よし行こう!」という感じになるんですね。
2人 そうです。
遠藤 本当にプリキュアみたいです。
――そういうお二人が力を合わせることによって、パートナーとしての力がどんどん上がっていってるってことですね。素晴らしいなと思います。
――そして、次の質問では、お互いにタッグを組んでると、「やっぱり、ここもうちょっとこうしてほしいな」っていうところは?これはお互いのパートナーシップをより強固にするために、あえて私は心を鬼にして今回は聞かせていただきます。
遠藤 鬼ですよ。待ってください。
――これは逆に鈴芽選手から言ってもらった方がいいと思うんですよね。
鈴芽 うーん…あ、あった!ずっと敬語を使ってくるんですよ。
遠藤 何で?それはそうじゃないですか。
――先輩後輩ですからね。
鈴芽 嫌だ(笑)
――今のを聞いて、でも今日からできるかといったらちょっとやりにくいですよね。
遠藤 できないですよ。
――でも、2人だけの関係性だったらまだしも他の仲間がいる前では、今まで敬語で話していたのに。
鈴芽 絶対に誰も気にしないです。
遠藤 誰も気にしないとは思いますけれども。
――でも、それはせっかく提案いただいたので。
遠藤 でも、前から言ってくれているんです。
鈴芽 そう、ずっと言っているんです。
――逆に守ってるという部分でも素敵なところでもありますね。
遠藤 そうなんですか。
――先輩後輩をちゃんと重んじる姿勢はいい点でもあると思います。では、遠藤選手、頑張って1個出してください。
遠藤 無いって言ったらダメですか?
――それはダメです。何かあるでしょう。時間にルーズとかはないですか?
遠藤 無いです。私も緊張してますから。でも並んで可愛すぎるぐらい?
鈴芽 怖いこと言ってます、この人。
――無し無しだけど、それにしましょう。次までの宿題です。
遠藤 私、不真面目なので宿題やらないです(笑)
鈴芽 タメ口も無理なのにそんなこと言えるわけないですよね(笑)
――でも、今日はここまで私が攻めたのにそういう感じで返してきたので、とても2人の仲が素晴らしいというのを改めて感じました。
遠藤 そうですよ。
②一番くらいたくない技は?
――今度はお互いに他の選手からいろんな技を食らってきたと思います。2人の中で、今まで食らった中で、これはもう二度と喰らいたくないなっていうような技っていうのはどんなものがあるかというのを教えてください。
遠藤 ジャイアントスイング…
鈴芽 私も!初めて受けた時からずっと変わっていないです。
――やっぱりあれは平衡感覚がなくなりますか。
鈴芽 そうですね。全部真っ白になるし無理です。
――しかも、あれだけパワフルにあそこまで遠心力を効かせてやるから、かなりキツイですね。
鈴芽 そうですね。ダメージが全身だし、脳がヤバイです。
遠藤 人がいるんだけれども、ここにいるみたいな感じです。フラフラしすぎて2人いるみたいな感じです。
鈴芽 回ってる間もちぎれるかと思いますし。他の方のジャイアントスイングを受けたことがないんですけれども、(渡辺)未詩さんが多分、特別ヤバいんじゃないかなというのは思っています。
▼ 渡辺未詩の凄すぎるジャイアント・スイング
――パワーとスピードと速さが全然違いますからね。すごいですよね。
鈴芽 私達とか結構小さめなので、すごいスピードなんです。
遠藤 マジでヤバイです。
――回しやすいって思われてる?
遠藤 思われてるかもしれないです。
鈴芽 本当に私、怖いのが捕まらないように走り回るようにしてるんですけれども、走っていたのにいつの間にか捕まって回されているんですよ。怖すぎるんです。
――気持ち悪くなったりしますか?
鈴芽 気持ち悪くもなります。
――例えばジェットコースターとかと比べてみるとどうですか。
鈴芽 ジェットコースターなんてダメージないじゃないですか。私、ジェットコースター駄目だったんですけれど、ジャイアントスイングを受けてからは本当に余裕です。
――そんなにエグいですか?
鈴芽 マジで絶叫レベルじゃないです。
――三半規管が完全にやられちゃいそうですね。お二人にとっての一番喰らいたくない技はジャイアントスイング?
2人 はい!
③目指す選手像
――お二人が目指す理想としての選手像をお聞かせください。
遠藤 私は、坂崎ユカさんですかね。東京女子のYouTubeチャンネルのねくじぇねという企画でも言ったんですけれども、坂崎ユカさんみたいになりたいです。
――どういうところが憧れのポイントですか。
遠藤 やっぱり大きいです。存在もだし見た目もだし。デビューして初めてシングルしたときに改めてそう感じました。受けてくれているんだなっていう強さ。受け止めてくれて返す、その強さが「すげえっ!」ってなって、私もこうなりたいと思いました。
――確かに女性ですけど男前というか、そういうところがやはりありますよね。すごくプロフェッショナル意識が高いし、内面に持っている芯の強さみたいなものをものすごく感じます。
遠藤 努力してるんだなって分かります。
――例えば試合後とか普段一緒に接する時間の中で何かアドバイスをもらっていることはありますか?
遠藤 技の練習をしていると、「ここをこうした方がいいよ」などアドバイスをもらっています。あと『ねくじぇね』で対談した時、練習がどれだけ大事かを教えていただきました。「努力は報われる」、そう思わされました。
――そこで坂崎選手にさらに尊敬の念を抱けたんですね。
遠藤 そうですね。
――鈴芽選手は目指す選手像のイメージはいかがですか。
鈴芽 選手でいうと、瑞希さん、中島さんです。大きくて強い人ってかっこいいじゃないですか。でも瑞希さんや中島さんの強い姿が、小さいことは弱さの要因にならないと証明してくれていたから、私自身小さいことを理由に嫌だと思ったことは1回もないんです。だからその2人みたいに、小さくても強い選手になりたいです!
――小が大を制すみたいな感じですね。プロレスって大きい人だけが確実に勝てる競技ではないので、そういう部分は夢がありますね。目指してた先輩たちとの試合を通じて自分がどんどん成長していくというのを今まさに実感しているのではないかと思います。それに関してはいかがですか。
鈴芽 本当にずっと追いかけています。
――でも今度は逆に追いかけられる立場になるんですよ。
鈴芽 後輩たちがとても増えたので、頑張らないとね。
遠藤 本当に。
――新しい人たちが入ってくると自動的に立場がワンランクアップしますよね。意識も結構変わってきますか。
鈴芽 うーん、そう?(遠藤に)
遠藤 ううん。
――まだそこまでいかないですか。でも後輩が入ってきたら自分が教えていってあげないといけないし。
鈴芽 後輩の子たちが入ってきてから、結構私シングルする機会が多いんです。それこそユカさんとか先輩たちとシングルしたりとかがあって今の自分があるので、そのとき受け止めてくれたみたいにできるといいなとは思いながら戦っています。なかなかうまくはいかないんですけど…。
④大会に向けてのメッセージ
――今日はお二人の息の合ったところをすごく感じれたインタビューになりました。最後に試合に向けたメッセージを一言ずついただきたいと思います。遠藤選手から大会に向けてメッセージをお願いいたします。
遠藤 1試合目から最後までめちゃめちゃいいカードばかりなので、1試合1試合見逃さずにちゃんと見てください。見どころ満載ですので、ぜひみんなたくさん来てほしいです。
―― 鈴芽選手お願いします。
鈴芽 本当に見逃せないカードがギュッと詰まっていて、今の東京女子プロレスを見ていただけると思うので、皆さんぜひ来てください!
―― ありがとうございました。
2人 ありがとうございました。
<インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)>
【大会名】WRESTLE PRINCESS Ⅳ
【日時】2023年10月9日(月=祝)開場13:00開始14:00
【会場】東京・東京たま未来メッセ
◆第一試合 15分一本勝負
風城ハル vs 大久保琉那
◆第二試合 20分一本勝負
遠藤有栖&鳥喰かや&HIMAWARI vs HARUKAZE&長谷川美子&リアラ
◆第三試合 15分一本勝負
宮本もか vs 長野じゅりあ
◆第四試合 20分一本勝負
アジャコング&らく&鈴木志乃 vs ハイパーミサヲ&上原わかな&凍雅
◆第五試合 20分一本勝負
水波綾&愛野ユキ vs 渡辺未詩&荒井優希
◆第六試合 8人タッグマッチ 20分一本勝負
沙希様&メイ・サン=ミッシェル&マーサ&ユキオ・サン=ローラン vs 中島翔子&鈴芽&原宿ぽむ&アントーニオ本多
◆第七試合 スペシャルシングルマッチ 20分一本勝負
ナイラ・ローズ vs 伊藤麻希
◆第八試合 プリンセスタッグ王座決定戦 30分一本勝負
上福ゆき&桐生真弥 vs 乃蒼ヒカリ&角田奈穂
※勝者チームが第14代王者組となります。
◆セミファイナル インターナショナル・プリンセス&NWA世界女子TV両選手権試合 30分一本勝負
<インターナショナル・プリンセス王者>辰巳リカ vs マックス・ジ・インペイラー<NWA世界女子TV王者>
※リカは第10代王者5度目の防衛戦。インペイラーは第2代王者3度目の防衛戦。
◆メインイベント プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
<王者>瑞希 vs 山下実優<挑戦者>
※第12代王者4度目の防衛戦。
▼大会詳細は公式サイトにて
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