リンゴ食べて死亡女児の父が会見 鹿児島県庁で「娘は希望だった」

記者会見する女児の父親(手前)=5日午後、鹿児島県庁

 鹿児島県姶良市の私立認可保育園「興教寺保育園」で、すりおろした生のリンゴを食べた生後7カ月の女児が死亡した問題で、女児の父親が5日、県庁で初めて記者会見に臨み「娘は希望だった。亡くなった原因を知りたい」と訴えた。

 事故は4月18日に発生。保育士が女児にリンゴを食べさせた後、意識不明となり、5月28日に死亡した。

 5月16日には、愛媛県新居浜市の保育園で8カ月の男児がリンゴを食べた直後、意識不明の重体に。女児の父親は、鹿児島の事故が早く周知されていれば防げたとの認識を示し、5月下旬に報道されるまで公表されなかったことに「憤りを感じていた」と明かした。

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