4年ぶりに戻ってきた三浦桃香 ゴルフはちょっぴり「真面目」に

レギュラーツアー参戦は4年ぶりとなる(撮影/石井操)

◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 事前(5日)◇東名CC(静岡)◇6590yd(パー72)

昨年ティーチングプロの資格を取得した三浦桃香が、4年ぶりにレギュラーツアーに戻ってきた。最後に出場したのは2019年のこの大会。主催するスタンレー電気とスポンサー契約を結んでおり、主催者推薦で出場する。

資格を取った当初は、選手として復帰するつもりはなかった。「レッスンをするようになって60台でプレーできると『選手もいいじゃない?』とか、プロアマ(イベント)でこのゴルフ場に来たときに『試合に出たら?』って周りの方が言ってくださったりして。私もだんだんその気になってきた」と心境が変わってきた。

ティーチングプロ会員も年間3試合には出場できる(撮影/石井操)

「4年経ったという感覚はなくて、まだ1年しか経っていないような。このゴルフ場にもよく来ていて、顔見知りの選手も多いし、キャディさんもいて。落ち着いてできている」という。前週の下部ステップアップツアー「Sky レディースABC杯」(兵庫・ABC倶楽部)に出場したことで試合への緊張もほぐせている。「ステップは“初めまして”の選手も多くて、あまり会話ができなくて。今週は(専属の)キャディさんもいるし、緊張してもしゃべれば安心できる」

人に教える、という面でも「前は無茶な攻め方というか、左足下がりの200ydからピンを狙えるかというと確率的には難しいのに『イケる』って思ったりして。今はレイアップしてちょっと真面目なゴルフになったというか…(以前は)元気でしたね」としみじみ振り返った。

キャディバッグにもたくさんのスポンサーのロゴ(撮影/石井操)

「記憶に残るようにしたい」との思いで試合に臨む。ホステスプロとしても「ずっとお世話になっているので自分の中でも頑張りたいし、予選通過はもちろん、もっと上を目指せたらなとは思う」。2019年当時のキャディバッグには複数のスポンサーのロゴをつけていたが、ツアーから退いている間にむしろその数は増えた。広告塔の役割をまずは担う。(静岡県裾野市/石井操)

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