〝ウケングルメ〟に長蛇の列 宇検村=青年団がブランド食材PR、マグロの解体ショーも

「ウケングルメフェス2023」が10月1日、鹿児島県奄美大島・宇検村湯湾の村陸上競技場であった。同村の食材を使った屋台出店のほか、ステージイベントや特産品などが当たる抽選会もあり、多くの親子連れらでにぎわった。

多くの人でにぎわうキハダマグロの解体ショー=10月1日、宇検村湯湾

ㅤㅤㅤ

宇検村連合青年団主催。例年、商工会が主体となって開催する「やけうちどんと祭り」の代替イベントで、宇検村産ブランドのPRを目的に初めて企画された。会場には、同村産の養殖クルマエビや経産牛を使った料理、地元の酒造会社の黒糖焼酎などを扱う約10店舗が並び、〝宇検村グルメ〟を買い求める人で長蛇の列ができた。

また、宇検村漁業協同組合協力の下、水揚げされた約20キロのキハダマグロの解体ショーも行われ、刺し身約200人前が振る舞われた。宇検集落から訪れた家族連れは「こんなに大きなキハダマグロは初めて見た。とてもおいしかった、また食べたい」と笑顔。

河野三郎団長(30)は「久しぶりに村が活気に満ちて喜ばしい限り。企画を通し、青年団と業者や生産者らとのつながりが深まり、次回開催へと発展できることを願う」と話した。

© 株式会社南日本放送