もも太郎体操 実践者27人表彰 考案10周年記念し岡山でフェス

 岡山市が普及を進めている介護予防体操「あっ晴れ!もも太郎体操」の考案10周年を記念した「介護予防フェスティバル」が4日、岡山芸術創造劇場ハレノワ(北区表町)であり、継続して取り組む35団体と本年度中に95歳以上になる実践者27人を表彰した。

 体操は2013年に考案され、ストレッチやかむ力をつける口の体操など日常的に反復しやすい動作を組み合わせて構成。市内の438団体計約4900人が実践している。

 同フェスには約千人が参加し、大森雅夫市長が「体操は前向きな力を培う原動力になる。今後も継続して」と賞状を贈呈。代表して岩崎和子さん(94)=同市北区=が「足腰が強くなり元気に歩くことができている」と謝辞を述べた。

 お笑い理学療法士として活動する落語家日向亭葵さん=奈良県=による講演もあった。

 市は9月21日からの1カ月間を加齢に伴って心身機能が衰える「フレイル」の予防強化月間とし、医療機関などで健康チェックを実施。12、13日は天満屋ハピータウンの岡南店(南区築港新町)、18、19日は原尾島店(中区原尾島)でいずれも午前10時~午後1時に行う。

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