クレイジー・ボーン、ファンに健康状態を報告「生きるために9日間戦った」

ボーン・サグズン・ハーモニーのメンバー、クレイジー・ボーンが約2週間の入院生活を経て、ファンに自信の健康状態を報告した。

10月3日にInstagramに投稿された写真でクレイジー・ボーンは病室での自身の姿を公開した。添えられたキャプションは「生きるために9日間ぶっ通しで戦ったところ」という言葉から始まり、「今回それに勝つことができたのは神が常に一緒に戦ってくれていたからだと知っている。絶対に生きていることを当然だと思ってはいけない。生があるうちに全力で楽しめ!みんな応援の言葉や祈りの言葉をありがとう。一つ残らず必要だったよ」と書かれている。

クレイジー・ボーン(本名:アンソニー・ヘンダーソン)は数年前からサルコイドーシス(肉腫が全身の様々な臓器に形成される病気)を患っている。アメリカ国立衛生研究所によると、サルコイドーシスは特に肺や胸部のリンパ節に影響を与えることが多い。ヘンダーソンは2016年のツアー中にその影響を受け、複数の公演を延期している。今年9月には吐血を理由に地元の病院に入院したとAllHipHopが報じている。

ヘンダーソンがメンバーであるボーン・サグズン・ハーモニーは90年代にそのメロディアスなフックで高い評価を受けたクリーブランド出身の5人組グループだ。その30年の歴史の中で彼らは「Look Into My Eyes」「1st of Tha Month」「Thuggish Ruggish Bone」やエイコンをフィーチャーした「I Tried」など、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”でも多くのヒットを記録している。彼らは1996年に首位を記録した「Tha Crossroads」が最大のヒット作となっている。同楽曲は8週に渡りトップに君臨し続け、翌年には<最優秀ラップ・パフォーマンス(グループ/デュオ)>のグラミー賞を受賞した。

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