坂本龍一さんの記録作品を初上映 山形国際映画祭が開幕

「山形国際ドキュメンタリー映画祭」であいさつする、坂本龍一さんの息子で記録映画を監督した空音央さん=5日午後、山形市

 国内外の優れた作品が集まる「山形国際ドキュメンタリー映画祭」が5日、山形市で開幕した。18回目の今回は約130作品を上映。11日に4部門計8賞を発表し、12日に閉幕する。オープニングでは、音楽家の故・坂本龍一さんの最後の演奏を記録した「Ryuichi Sakamoto-Opus」がアジアで初めて上映された。同作は来年に一般公開される予定。

 長編映画を対象としたインターナショナル・コンペティション部門には、112の国と地域から1132本の応募があった。このうち、ロシアの侵攻を受けたウクライナ生まれの2人の監督が、同国の様子を生々しく描いた「東部戦線」など15本を上映する。

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