箱根ガラスの森美術館、クリスタルのススキが七色の輝き 秋風に揺られ

色づき始めた本物のススキと競演する「クリスタル・ガラスのススキ」=箱根ガラスの森美術館

 さまざまな角度からの光で輝きを変える「クリスタル・ガラスのススキ」が、箱根ガラスの森美術館(箱根町仙石原)の屋外庭園で秋風に揺られている。300本の穂に使われているクリスタルガラスは計約3万粒。同館は「いろんな色に光るガラスのススキを見て、ここでしか味わえない箱根の秋を感じてほしい」と来場を呼びかけている。11月26日まで。

 高さ約1.5メートルのガラス製のススキの穂には、直径約1.4センチのクリスタルガラス100粒があしらわれている。穂は太陽の光を反射して七色の輝きを見せ、周囲に植えられた黄金色に色づき始めた本物のススキとの競演も楽しめる。

 東京都から訪れた池田あゆみさん(21)は「近くから見ても遠くから見てもきれい」と驚いた様子。姉の森あさみさん(24)は「すごくきれいで、とても楽しい」と笑顔を見せていた。

 午前10時~午後5時半(入館は同5時まで)。15日までは芦ノ湖で開催される花火大会をイメージして制作された「クリスタル・ガラスの水上花火」も庭園の池に並んでいる。

 問い合わせは同館電話0460(86)3111。

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