マッケニー父、息子をサイドで起用する指揮官への不満あらわに「中盤で使え!ウイングはウェア!」

[写真:Getty Images]

ユベントスのアメリカ代表MFウェストン・マッケニー。その父親がマッシミリアーノ・アッレグリ監督への不満を露わにした。

昨シーズン後半戦はリーズ・ユナイテッドへ貸し出されたマッケニー。2020-21シーズンからユベントスに籍を置くダイナモの本職はセントラルハーフだが、アンドレア・ピルロ前監督時代から高い走力を活かす形でサイドでも起用される。

故に器用貧乏とも評され、確固たる地位を築けぬまま加入から今夏で3年が経過。リーズへのレンタル移籍も元々は財政難のユベントスが完全移籍での放出を進めていたものであり、レンタルバックをクラブが歓迎していなかったことは想像に難くない。

それでもマッケニーはセリエA開幕7試合全てでプレーし、第3節からは5試合連続でスタメン出場中。今シーズンからは本格的に右サイドハーフが定位置となり、中央での起用は一度もない。

そんななか、マッケニーの父親ジョンさんが息子を本職で使わないアッレグリ監督に対して不満を自身のX(旧ツイッター)で露わにした。

「マッケニーを中盤で使え!ウイングはティモシー・ウェアでいいだろう!彼らはそれぞれで上手く連携を取ることができると証明しているじゃないか!」

ジョンさんが言及したアメリカ代表で主軸を担う2人の関係性。アメリカ代表ではマッケニーが[4-3-3]のインサイドハーフの一角、ウェアが右ウイングを務めるのが鉄板。9月の代表ウィーク2試合でもこの形が採用され、ウズベキスタン代表、オマーン代表との国際親善試合でそれぞれ3-0、4-0と完勝を収めている。

ジョンさんにとっては息子が右サイドハーフで使われることだけでなく、それによって息子と阿吽の呼吸だというウェアのプレータイムが限られることも不服な様子。実際、ユベントスではウェアとマッケニーの交代がパターン化しており、2人が同時にピッチに立ったことは一度もない。

この投稿はユベンティーノを中心にちょっとした話題となり、ジョンさんは数時間後、息子とその友人の立場を案じたのか、「誰かが解任されることは決して望んでいないよ。コーチ(アッレグリ監督)にも計画があるのだろう」などと投稿している。

ユベンティーノからは「チャオ! ウェストンのお父さん。気持ちはわかるぜ」「息子頑張ってるな」「息子に最近いい感じだぜ!って伝えてくれ」などなど、父親心理に配慮したリプライが多数寄せられている。

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