【レディスプレリュード】御神本「終いのキレ甘くなる」浦和スピーディキックは5着敗退

御神本訓史騎乗のスピーディキックは、3戦3勝得意の大井に戻ったが5着に敗れた。前半から好ダッシュを見せてレースの流れには乗っていったが、勝負どころからラストまでの伸びはひと息。2番人気には推されたものの、今一つ弾けなかった。

5着 スピーディキック
御神本訓史騎手
「まぁまぁの位置は取れました。道中はちょっと早かったのかもしれません。右回りの方が動きもいいけど、その分弾け方が甘くなりますね。その辺はちょっと考えないといけないですね。道中進んで行く分、終いのキレが甘くなるのは、このメンバーに入ると痛感させられます。このくらいは来るので上手く脚を溜めて…難しいところです」

レース結果、詳細は下記のとおり。

5日、大井競馬場で行われた11R・レディスプレリュード(Jpn2・3歳上オープン・牝・ダ1800m)は、武豊騎乗の6番人気、アーテルアストレア(牝4・栗東・橋口慎介)が勝利した。クビ差の2着に1番人気のグランブリッジ(牝4・栗東・新谷功一)、3着に5番人気のライオットガール(牝3・栗東・中村直也)が入った。勝ちタイムは1:51.6(不良)。

2番人気で御神本訓史騎乗、スピーディキック(牝4・浦和・藤原智行)は5着、3番人気で横山武史騎乗、ヴァレーデラルナ(牝4・栗東・藤原英昭)は6着敗退。

ゴール寸前で捕える

レディスプレリュード・アーテルアストレアと武豊騎手 (C)Hiroki Homma

武豊騎乗の6番人気、アーテルアストレアが交流重賞初制覇を飾った。レースでは先行争いを見ながら中団外目を追走。向こう正面では人気にグランブリッジを見ながら虎視眈々と進出していくと、直線入口では先頭とはまだ5、6馬身以上の差があった。馬場の真ん中に持ち出されてからは素晴らしい伸び脚を繰り出し、ゴール寸前で測ったような差し切り。菱田裕二騎手の負傷により乗り替わりでの初コンビだったが、同馬の能力を武豊騎手がきっちり引き出した。

アーテルアストレア 15戦6勝
(牝4・栗東・橋口慎介)
父:リーチザクラウン
母:スターズインヘヴン
母父:ワークフォース
馬主:フィールドレーシング
生産者:社台コーポレーション白老ファーム

【全着順】
1着 アーテルアストレア 武豊
2着 グランブリッジ 川田将雅
3着 ライオットガール 岩田望来
4着 テリオスベル 江田照男
5着 スピーディキック 御神本訓史
6着 ヴァレーデラルナ 横山武史
7着 サルサレイア 西啓太
8着 アンティキティラ 多田羅誠也
9着 ノーブルシルエット 笹川翼
10着 ジュランビル 吉原寛人

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