札幌市、五輪30年招致を断念 34年以降に方針転換

札幌市中央区の大通公園に設置されている五輪モニュメント

 札幌市の秋元市長は5日、2030年冬季五輪・パラリンピック招致を断念し、34年大会以降の招致に転換する方針を固めた。年内の可能性もある30年大会の開催都市内定までに、東京大会を巡る汚職・談合事件を受けて高まった五輪不信を払拭し、地元支持率を向上させるのは困難と判断した。日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長と11日に都内で記者会見して発表する方向。

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