【米ビルボード・アルバム・チャート】ロッド・ウェーブ2週連続No.1、ドージャ・キャット新作『スカーレット』は4位デビュー

ロッド・ウェーブの新作『ノスタルジア』が2週目の首位を獲得した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

先週1位に初登場した『ノスタルジア』は、2週目の今週(2023年9月22日~9月28日)にアルバム・ストリーミングが87,500(全18曲で1億2,451万回)、アルバム・セールスは500をそれぞれ記録して、累計88,000ユニットを獲得し2週目の首位を獲得した。なお、首位を獲得したアルバムの週間ユニットとしては、今年の3月4日付でシザの『SOS』が記録した87,000以来の最小数だった。

ロッド・ウェーブがBillboard 200で首位を獲得したのは以下に続く3作目で、そのうち複数週を記録したのは本作『ノスタルジア』が初のタイトルとなる。

1週『ソウルフライ』(2021年)
1週『ビューティフル・マインド』(2022年)
2週『ノスタルジア』(2023年)

2位は、先週に続いてオリヴィア・ロドリゴの『ガッツ』がキープ。週間ユニットは『ノスタルジア』と僅差の87,500(34%減少)を記録している。3位は、モーガン・ウォレンの『ワン・シング・アット・ア・タイム』(73,000ユニット/3%減少)が先週の4位からワンランクアップした。

続いて今週4位には、ドージャ・キャットの新作『スカーレット』がデビューして、以下に続く3作目のTOP 10入りを果たした。

9位『ホット・ピンク』(2019年)
2位『プラネット・ハー』(2021年)
4位『スカーレット』(2023年)

『スカーレット』は、初週アルバム・ストリーミングが65,000(全17曲で8,835万回)、アルバム・セールスが6,000、トラックによるユニットは1,000をそれぞれ記録して、累計72,000ユニットを獲得した。

本作は、デジタル・ダウンロードとCD、CDとTシャツがセットになったデラックス・ボックスが販売されていて、デジタル・ダウンロードとストリーミングは、15曲入りの通常盤と17曲入りのデラックス盤がある。

『スカーレット』からは、ソング・チャート“Hot 100”で「デーモンズ」が46位、「アテンション」が31位、そして「ペイント・ザ・タウン・レッド」が1位を獲得して、アルバムのヒットに繋げた。なお、首位獲得は「セイ・ソー feat. ニッキー・ミナージュ」(2020年)に続く2曲目の快挙となる。

ザック・ブライアンの『ザック・ブライアン』(66,000ユニット/16%減少)は、先週の3位から5位にダウン。シザの『SOS』(49,000ユニット/7%減少)も5位から6位、トラヴィス・スコットの『ユートピア』(44,000ユニット/6%減少)も6位から7位にそれぞれ順位を下げた。

今週8位には、9月22日にリリースしたザック・ブライアンのEP『ボーイズ・オブ・フェイス』が初登場して、今週5位の『ザック・ブライアン』に続く今年2作目、2022年6月4日付で最高5位を記録した『アメリカン・ハートブレイク』に続く3作目のTOP 10入りを果たしている。

『ボーイズ・オブ・フェイス』の初動ユニットは43,500で、その内訳はアルバム・ストリーミングが39,000、アルバム・セールスは4,000、トラックによるユニットは500だった。週間ストリーミングは、わずか5曲で5,035万回と高記録を打ち出している。

以下、ペソ・プルマの『Genesis』(43,000ユニット/7%減少)が7位から9位、テイラー・スウィフトの『ミッドナイツ』(42,000ユニット/1%増加)も8位から10位にそれぞれ順位を下げている。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは10月6日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『ノスタルジア』ロッド・ウェーブ
2位『ガッツ』オリヴィア・ロドリゴ
3位『ワン・シング・アット・ア・タイム』モーガン・ウォレン
4位『スカーレット』ドージャ・キャット
5位『ザック・ブライアン』ザック・ブライアン
6位『SOS』シザ
7位『ユートピア』トラヴィス・スコット
8位『ボーイズ・オブ・フェイス』ザック・ブライアン
9位『Genesis』ペソ・プルマ
10位『ミッドナイツ』テイラー・スウィフト

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