「A代表経由パリ五輪」A代表招集のGK鈴木彩艶に「送り出してない(笑)」、U-22日本代表の大岩剛監督が期待「大事な時に良い影響を与えてほしい」

[写真:©STVV]

U-22日本代表の大岩剛監督が、アメリカ遠征に臨むメンバーを発表。メディア対応で、選考した選手について語った。

9月にはパリ五輪予選を兼ねるAFC U23アジアカップに出場する必要があり、その予選でパキスタン代表、パレスチナ代表、バーレーン代表と対戦し、U23アジアカップ出場権を獲得した。

最終予選を前に、アメリカ遠征でメキシコとアメリカと対戦する状況。チームの強化をより進めていきたいと大岩監督は語った。

その中で、日本代表にGK鈴木彩艶(シント=トロイデン)が招集。パリ五輪世代でも守護神候補だが、今回はA代表の活動に参加した。

その点について問われた大岩監督は「送り出してないです笑。彩艶は呼ばれて行くだけです」と笑顔でコメント。「彩艶だけでなく、我々のグループから選手が行くことに対しては、全くもって歓迎していますし、個人個人のレベルアップ、A代表経由パリ五輪というのを身をもって示してほしいです」と、チーム発足時から掲げる「A代表経由パリ五輪行き」というものを体現してほしいとした。

A代表でのレベルアップを期待する大岩監督は、鈴木に対し「大事な試合になった時にこちらに良い影響を与えてくれる存在になってほしいです」と、後の還元に期待した。

また、U-20日本代表世代からDFチェイス・アンリ(シュツットガルト)とMF福井太智(バイエルン)の2名が招集されている。

2人について大岩監督は「彼らのパフォーマンスのリサーチはしていますし、U-20の1つ下のカテゴリーから我々のカテゴリーにということもあります」とコメント。「福井太智はU-18を担当していた時に間近で見ていますので、彼らがどれだけ成長しているのかを踏まえた上で、今回期待して招集させていただきました」と語った。

また、今回は呼べなかった選手もいたとのこと。「海外組に関してはJリーグのクラブともそうですが、しっかりとコミュニケーションを取っているので、今回はコンディション、チーム事情と色々理由があって招集できるできないがありました」とコメント。「今回に限らず、毎回連絡を取って招集を判断しています。できるできないを含めて、コミュニケーションを取っているので、毎回同じような形でしっかりIWを使いたいと思います」と、その時に呼べる選手でしっかりチームを作っていきたいとした。

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