カメルーン代表復帰オナナがANC参戦見送る? 苦境ユナイテッドでのプレーに集中したい考えか

[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドのカメルーン代表GKアンドレ・オナナが、アフリカ・ネーションズカップ(ANC)2023の出場を見送る可能性があるようだ。『ESPN』が報じている。

オナナは、昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)でリゴベール・ソング監督と戦術を巡って対立。その後、大会期間中にチームを離れて代表引退を宣言した。

しかし、カメルーンサッカー連盟(CMR)からの懸命な説得などもあり、先月に行われたアフリカネーションズカップ予選のブルンジ代表戦に向けた代表招集に応じて約1年ぶりに復帰。そして、チームは無事に1月13日からコートジボワールで開催される本戦出場を決定させた。

以降はソング監督を含め、代表チームとの関係には大きな問題はないようだが、クラブでのプレーに集中したい27歳GKは数試合の欠場を余儀なくされるANCへの参加に消極的な姿勢を示しているようだ。

オナナは今月行われるロシア代表戦とセネガル代表戦に臨むカメルーン代表に招集されているが、この招集期間を通じてANC出場の可否について代表関係者と話し合いの場を持つようだ。

今夏、インテルからユナイテッドの新守護神として加入したオナナだが、その新天地では開幕から失点に直結するミスが多く、大半の識者やファンから早くも懐疑的な目を向けられている。

そういった事情もあり、同選手はクラブへのコミットメントを示す意味でもANC参加を見送って、クラブでのパフォーマンス改善に取り組みたい考えだという。

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