【カンボジア】アンコール遺跡の外国人観光客、4倍に増加[観光]

カンボジアを代表する観光名所である北西部シエムレアプ州の世界遺産アンコール遺跡群を2023年1~9月に訪れた外国人観光客は前年同期比4倍の53万9,561人だった。クメール・タイムズ(電子版)が4日までに伝えた。

アンコール遺跡群の収入を管理する国営アンコール・エンタープライズが発表した。同期の入域料収入は2,495万米ドル(約37億円)で同4.7倍となった。

9月単月の実績は、外国人観光客数が4万1,048人、入域料収入が186万米ドルだった。

観光省の報告によると、1~8月に同国を訪れた外国人旅行者は前年同期比3.5倍の約350万人。新型コロナウイルス感染拡大前だった19年同期実績の約8割の水準まで回復した。

同省の報道官は、国際線の運航再開に加え、新たな路線で直行便が就航したことなどがカンボジアを訪れる外国人旅行者数を押し上げたと話した。シエムレアプ・アンコール国際空港が開業すれば、さらなる増加が見込めるとも述べた。同空港は月内に開業する予定になっている。

22年にカンボジアを訪れた外国人観光客は227万人だった。23年は500万人を見込んでいる。

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