男女275人覇を競う ビリヤード北陸オープン 21、22日4年ぶりに開催

トップ選手らが華麗なショットを競い合う北陸オープン=2017年、野々市市文化会館フォルテ

  ●スカイドーム(富山)で決勝トーナメント/初の親子体験イベントも

 ビリヤードの国内ランキング上位選手ら275人が華麗なショットで覇を競う「第34回北陸オープン」(NBA北陸ビリヤード連盟、富山新聞社主催)が21、22日、4年ぶりに開催される。男女ベスト8以上の決勝トーナメントは22日にネッツトヨタ富山ネッツスカイドーム(富山市)の特設会場を舞台に戦い、高度な技の応酬で観客を楽しませる。22日は親子でビリヤードを楽しむ企画も初めて実施し、競技愛好者のすそ野拡大にもつなげる。

 日本プロポケットビリヤード連盟(JPBA)の公式戦となる北陸オープンは1987(昭和62)年に国内初のオープン大会として始まり、全日本選手権、ジャパンオープンに次ぐ国内3番目の規模を誇る。

 2020~22年は新型コロナで中止となっており、満を持しての開催となる今大会は、男子は出場枠216人を超える申し込みがあり、キャンセル待ちの状態。女子も出場枠59人が既に埋まっている。

 男女の予選は21日に富山、石川両県のビリヤード場10カ所で行う。決勝トーナメントの特設会場が富山県内に設けられるのは第2回以来、32大会ぶりとなる。予選や決勝トーナメントの観戦はいずれも無料。

 22日に特設会場で開催する「NBA 親子でキッズビリヤード」は小学生と保護者が対象で参加無料。大会用に製作した特設ビリヤードテーブルを使用し、東京から招いたプロ講師がビリヤードのミニレッスンやビリカーリングなどのゲームを通じて子どもたちに競技の面白さを伝える。

 富山県ビリヤード協会の谷崎文保理事長は「大会で日本トップ選手の技に間近に触れ、スポーツ競技としてのビリヤードの魅力を味わってほしい。子どもたちにも楽しく遊びながら魅力を感じてもらいたい」と話している。

 大会や親子でキッズビリヤードに関する問い合わせは同協会事務局=0763(37)1377=まで。

親子で楽しめる「キッズビリヤード」も初開催される(県ビリヤード協会提供)

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