みなとみらい着工40周年企画続々 グランモール公園に「くつろぎの空間」

グランモール公園にお目見えする「くつろぎの空間」のイメージ図(横浜みなとみらい21提供)

 横浜・みなとみらい21(MM21)地区の着工40周年を記念し、地区内の企業や団体などでつくる実行委員会が続々と企画を打ち出す。街中に憩いの場を誕生させるほか、コンピューターゲームの腕を競う「eスポーツ」の大会や音楽イベントを展開。開発の進行で「完成」が近づく街で、新たな交流の機会をつくる。

 6日には横浜美術館前のグランモール公園に、テーブルや椅子を配置した「くつろぎの空間」を登場させる。キッチンカーも用意し、気軽に憩えるスポットを演出。11月5日まで、音楽やダンスのイベント、スポーツの体験教室などを週替わりで実施する。

 今月27日にはMM21地区の住民と就業者を対象に、横浜最大級となるeスポーツ大会を横浜駅東口の商業施設で開く。さらに11月3日には、商業施設や公園で音楽尽くしのイベントを開催。ライブパフォーマンスやワークショップ、FMヨコハマの公開収録などで「音楽の街」を印象づける。

 実行委の事務局を担う一般社団法人横浜みなとみらい21(横浜市西区)の担当者は「開発進捗率が100%に近づき、街は『建設の時代』から次のステージへの移行時期に差しかかった。これを機に新たな交流や価値を生み出していきたい」と話している。

 着工40年の節目となる11月8日には、神奈川大みなとみらいキャンパスでシンポジウムを開催する。各イベントの詳細は40周年の特設ホームページで。

© 株式会社神奈川新聞社