きょう6日(金)は西高東低の冬型の気圧配置が強まり、北日本では大荒れの天気となりそうだ。暴風や高波、大雨・高潮に警戒が必要となる。その他の地域は太平洋側の地域ほどカラッとした晴天となるが、全国的に北よりの風が強まりそうだ。
低気圧や寒気で北日本は大荒れ
北日本ではすでに風が強まっており、未明には北海道のえりも岬で最大瞬間風速33.5メートルを観測。山形県酒田市飛島でも、30メートルを超える非常に強い風が吹いている。このあとも北日本では北よりの風が非常に強く吹き、海は大しけとなる所がありそうだ。
また、きょうは日本付近が西高東低の冬型の気圧配置となり、上空には寒気が流れ込むため、北陸以北の北日本では雨が続く見通し。この辺りには次から次へと雨雲が流れ込み、雷を伴った激しい雨が降って大雨となる所がありそうだ。北日本では今夜遅くにかけて暴風や高波、土砂災害・高潮にも警戒が必要となる。
晴れる所も北風強く
一方、その他の地域では晴れる所が多くなりそうだ。特に太平洋側ほど日差しが多く、スッキリとした青空が広がる見込み。湿度が低く、空気が乾燥するため、洗濯物はよく乾きそうだ。ただ、北よりの風が強まるため、飛ばされないようにしっかり留めておくようにしたい。
日中の気温は平年並みかそれより低めとなりそうだ。最高気温は晴れる関東から西でも25℃前後の所が多く、北よりの風が吹くため、この数字よりも低く感じられるかもしれない。空模様も風も、本格的に秋の装いがちょうどいい体感となりそうだ。
(気象予報士・多胡安那)