高峰秀子生誕100年プロジェクト製作発表会が開催

生誕100年を機に、昭和を代表する名女優で、文筆家でもあった高峰秀子に関するさまざまな催事を発表

10月2日

昭和の名女優、高峰秀子生誕100年となる2024年、さまざまな催事を開催

5歳にして映画デビューし、天才子役としてさまざまな名監督たちに請われながら次々と映画出演を果たし、戦前、戦中、戦後を通して常にトップ女優であり続けた高峰秀子。一方で、小学校にさえ通えなかったほど多忙を極めていたことや、幼いころから家族の生活がその小さな背に担がされていたことなど、女優として、またエッセイストとしての輝かしい実績からは想像できないほど逆境の人でもあった。

高峰秀子生誕100年となる2024年を機に、彼女が出演した数々の名作映画の復刻上映や、彼女の生きざま、美学などその全生涯を貴重な愛蔵品やビジュアルで紹介する特別展示会など、さまざまな催事が開催されることが発表された。

高峰秀子出演作品の上映と講演など

池袋・新文芸坐
日程:2023年10月15日(日)~31日(火)
サイト:https://www.shin-bungeiza.com/
上映作品:『浮雲』、『張込み』、『名もなく貧しく美しく』『山河あり』など計12作品
講 演 :10月15日(日)午後 養女・文筆家 斎藤明美トーク&サイン会

香川県立ミュージアム
日程:2023年11月11日(土)
サイト:https://www.pref.kagawa.lg.jp/kmuseum/kmuseum/index.html
上映作品:『カルメン故郷に帰る』
講演会:11月11日(土)15時~ 養女・文筆家 斎藤明美講演 演題「高峰秀子のあきらめない人生」

池袋・新文芸坐
日程:2024年1月1日(月・祝)~3日(水)
サイト:https://www.shin-bungeiza.com/
上映作品:近日決定

大阪九条・シネ・ヌーヴォ
日程:2024年2月3日(土)~
サイト:http://www.cinenouveau.com/
上映作品:近日決定

ラピュタ阿佐ヶ谷
日程 :2024年3月6日(水)~5月4日(土・祝)
サイト :http://www.laputa-jp.com/
上映作品:<昭和の銀幕に輝くヒロイン高峰秀子 少女スタア時代篇>『綴方教室』、『チョコレートと兵隊』、『樋口一葉』、『秀子の應援団長』など計11作品
講演会 :3月9日(土) 養女・文筆家 斎藤明美 トーク&サイン会

高知県立県民文化ホール
日程:2024年4月7日(日)
サイト:https://kkb-hall.jp/
上映予定:『女が階段を上る時』、『衝動殺人~息子よ』、『母』3本立て
講演会:4月7日(日) 養女・文筆家 斎藤明美 講演会

鎌倉市川喜多映画記念館
日程:2024年11月 約2週間
サイト:https://kamakura-kawakita.org/
上映予定: <3人の映画監督と高峰秀子> 近日決定

東京都写真美術館 1階ホール(調整中)
※東京都写真美術館への直接のお問い合わせはご遠慮下さい。

※上映館は順次増えていきます。

展覧会

高峰秀子生誕100年特別展「高峰秀子が愛したきもの」展

現在でも松山家に保管されている高峰秀子が愛した貴重な着物の数々を一挙初公開。

日程:2024年3月27日(水)~4月9日(火)
会場:日本橋三越本店
料金:入場無料

高峰秀子生誕100年大特別展「逆境を乗り越えた大女優 高峰秀子の美学」

女優として、エッセイストとして、そして人間としての高峰秀子、
その全生涯を、貴重な愛蔵品とビジュアルによって描く。

日程:2024年3月28日(木)~5月6日(月・祝)
会場:[東京タワー1F]( RED°TOKYO TOWER特別会場
入場料:前売 大人1,100円(税込)/当日 大人1,500円(税込)
販売窓口:チケットぴあ/ローソンチケット ほかプレイガイド予定

[「巨匠が撮った高峰秀子](」写真展(予定)

[写真界の巨匠 土門拳・木村伊兵衛・秋山庄太郎・大竹省二・早田雄二・立木義浩・操上和美などがファインダー越しから見た高峰秀子を一挙に公開。](

日程 :2024年11月9日(土)~12月8日(日)
会場:東京都写真美術館 地下1階展示室
入場料:後日

※東京都写真美術館への直接のお問い合わせはご遠慮下さい。

高峰秀子関連書籍の発刊

<新刊・新刊予定>

【文藝春秋】
「高峰秀子の言葉」(23年3月刊行)
「高峰秀子の引き出し」(24年5月刊行予定)

【キネマ旬報】
「直筆イラスト入り 高峰秀子日めくり言葉31」(2023年10月刊行予定)
「松山善三・高峰秀子写真集 ふたり(仮題)」(2024年秋刊行予定)

【筑摩書房】
「高峰秀子ベストエッセイ」(22年10月刊行・重版)
「高峰秀子 暮らしの流儀 決定版」(24年刊行予定)
「高峰秀子 夫婦の流儀 決定版」(24年刊行予定)

【河出書房新社】
「高峰秀子のウー、うまい!」(22年10月刊行・重版)
「私、ホント食いしん坊なんです」(23年9月刊行)
「高峰秀子と作家たち」(24年10月刊行予定)

今後催事は増えて参りますので、決定次第、
本プロジェクトの公式サイト( https://www.takamine-hideko.jp )に順次公開してまいります。

高峰秀子プロフィール

1924年、函館市生まれ。(本名:松山秀子)
5歳の時、実母が死去、叔母の養女となり上京してすぐに松竹蒲田の「母」で映画デビュー、「天才子役」として人気を集める。13歳で東宝移籍、のちに自身が「私の映画の父」と敬愛した山本嘉次郎監督と出逢い、「綴方教室」「馬」など少女期の代表作を生む。
26歳で半年間渡仏、帰国後フリーとなり「二十四の瞳」「浮雲」で国内外の映画賞を受賞。文字通り日本映画界のトップ女優となる。

人気絶頂の1955年、30歳で松竹の助監督だった松山善三と結婚。以後「名もなく貧しく美しく」「女が階段を上るとき」「華岡青洲の妻」「恍惚の人」など生涯で300本を超える作品に出演。
55歳で出演した「衝動殺人 息子よ」を最後に銀幕引退。

文筆にも優れ、処女作『巴里ひとりある記』から『にんげん住所録』まで26作を著す。
自伝『わたしの渡世日記』は日本エッセイストクラブ賞受賞。映画賞受賞数は日本映画界最多。
2009年、元週刊文春の記者・斎藤明美を養女にする。
2010年、永眠。享年86。

主催:高峰秀子生誕100年プロジェクト実行委員会
後援:東京都 港区 東宝株式会社 松竹株式会社 株式会社KADOKAWA
一般社団法人日本映画製作者連盟 公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団
協賛:株式会社文藝春秋 株式会社筑摩書房 株式会社河出書房新社
株式会社キネマ旬報社 TEG株式会社
公式サイト:https://www.takamine-hideko.jp