新潟佐渡市でのトキ放鳥、ケージ開けたものの飛び立たず 悪天候やカラス警戒か、10月6日以降も継続

9月29日に佐渡市で行われた別の方式での放鳥で空に飛び立ったトキ=佐渡市赤玉

 環境省は10月5日、佐渡トキ保護センター野生復帰ステーション(新潟県佐渡市新穂正明寺)で、29回目となるトキの放鳥をソフトリリース方式で行った。訓練用ケージから飛び立ったトキはいなかった。6日以降も放鳥を継続する。

 放鳥する個体は、遺伝的多様性などを考慮して5羽を選定。10月5日午前6時から午後3時までケージの扉を開放したが、飛び立つトキはいなかった。

 環境省によると、雨風が強かったことや、ケージ付近にカラスが飛んでおり、警戒した可能性があるという。

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