のちに昭和の大スター・福來スズ子として駆け上がる花田鈴子（趣里）の人生を描く連続テレビ小説『ブギウギ』（ＮＨＫ朝ドラ）。鈴子の母・花田ツヤ役の水川あさみが、自身の役柄や初共演となる趣里への印象を語った。
控室にて、受験生を見て緊張するツヤ（水川あさみ）と鈴子（澤井梨丘）(C)NHK
今回水川が演じるツヤは、ヒロイン・鈴子の母で、夫の梅吉（柳葉敏郎）と大阪の銭湯「はな湯」を切り盛りするという役どころ。「義理と人情」を大切にし、子どもたちの悩みにも真剣に向き合う、鈴子の良き理解者だ。
茨木市出身ということで作中でも見事な関西弁を披露し、早くも「ナチュラル関西弁すぎる」「関西弁がネイティブだな」など好評を博している水川。同作への出演について、「この作品に参加して、私は関西人で良かったと心底思いました。大阪が舞台のお話だというのは、やはり大阪出身の私としてはとてもうれしいですね」と話す。
自身の役柄については、「ツヤは鈴子の人格形成に一番影響を与えているのだと思います。ツヤのエネルギッシュでとてもパワーのある感じや、たとえ悪いことが起きたとしてもそういうものもはねのけるような意志の強さやユーモアは、自然と鈴子が育つ環境のなかで受け継がれていく。そういうことを意識しながら、ツヤを演じています」と分析。
娘の鈴子役を演じる趣里とは初共演だといい、「本当にすてきで鈴子にぴったりだと思います。彼女がもつユーモアは鈴子に通じるものがありますし、なによりも姿勢がとてもきれいで、そこに彼女のオーラが宿っているように思います。鈴子がいるとつい目で追ってしまいます。キラキラしていて、彼女がいると場が明るくなります」とコメントした。
今後の展開について、水川は「これからストーリーが展開するにつれて時には波乱もありますが、鈴子を応援したくなると思いますので、ぜひ楽しんでご覧ください」と締めくくった。
『ブギウギ』の放送はＮＨＫ総合で朝８時から、ＢＳプレミアム・ＢＳ４Ｋでは朝７時半からスタート。
