全ては次世代のために 民間の知恵も借りながら日本に活力を取り戻す|衆議院議員 奥下剛光氏インタビュー(PR)

故・宮澤喜一元総理や橋下徹元大阪市長などに秘書として仕え、その経験をもとに自身も国会議員となった奥下剛光さん。

環境問題や、災害対策などの政策に関わりながら、次世代によりよい社会を残していくため日々奮闘しています。

 日本に活力を取り戻していく方法とは。今回は奥下さんに、国会議員としてどのような活動をしているか、お話を伺いました。

「やるものではない」政治家になった理由

選挙ドットコム編集部(以下、編集部):

政治家になろうと思ったきっかけを教えてください。

奥下剛光氏(以下、奥下氏):

もともと父の会社の関係で故・宮澤喜一元総理の秘書として働くことになったのが政治と繋がりを持つきっかけでした。

その後も永田町の中で人間関係を築くうちに政治家の方々とご縁ができて、逢沢一郎衆院議員のほか、大阪府知事や大阪市長を歴任した橋下徹さんのところでも秘書を務めました。

特に、橋下さんについては約8年間にわたって大阪の行政を改革していく様子を、秘書として一番間近で見てきたつもりです。

そして、大阪都構想が否決され、橋下さんの引退が決まった時、秘書として後援会の皆様にお礼の挨拶回りをしていたところ、「意志を引き継いでほしい」という声を頂き、政治家を目指すきっかけとなりました。

編集部:

政治家には秘書の頃からなりたいと思っていたのですか?

奥下氏:

いえ、秘書として政治家を間近で見れば見るほど、「絶対やるものではないな」と思っていました(笑)

政治家はプライベートの時間はほとんどないですし、一方で様々な意見が日々飛んできます。

こんな費用対効果の悪い仕事はないと思っていたのですが、あるとき、橋下さんと街中を歩いていると、女の子が走り寄ってきて、「母子家庭で高校に行くことを諦めていたけれど、大阪府の教育無償化で行く事ができるようになりました。ありがとうございます。こういった事に税金を使って貰えるなら、私も高校でいっぱい勉強して将来たくさん税金を納められる様に頑張ります。」と声をかけてきたんです。

女の子と別れたあと、橋下さんは「こんな政治家冥利に尽きる言葉はないよね」と言ってちょっと泣いていました。

それを見て、政治家というのはお金に代えがたいやりがいがあるのだと、私の男気スイッチが押された感じがしましたね。

最後は、その橋下さんからも背中を押して頂いて、政治家の道を進もうと思えるようになりました。

新エネルギー導入で温暖化抑制を

編集部:

国会議員としてどんな活動をしているか教えてください。

奥下氏:

今は環境委員会に所属していて、温暖化を防ぐための政策に携わっています。

特に、工場などから排出された二酸化炭素を原料とし、新たな二酸化炭素を排出しない合成燃料「e-fuel」の推進について提案するなどしました。

「e-fuel」は既存のガソリン車などでも使うことが出来るため、電気自動車などと比べて普及しやすいという利点があります。

今はまだ実験段階というところもあり値段が高いですが、もっと市場化が進めば新しいエネルギーとして注目されるのではないかと思います。

編集部:

この「e-fuel」はもっと多くの人に知ってもらいたいですね。

奥下氏:

そうですね。

「e-fuel」に積極的に取り組んでいるマレーシアの石油企業ペトロナスの視察にも行ったのですが、この企業は自身が持っているF1チームに実験的に燃料として使用したりもしていました。

日本でも、2025年の大阪万博などを通して、この「e-fuel」をもっとアピールできないか、経済産業省の人たちとも話し合いながら取り組んでいます。

通信インフラ整備により重点を

編集部:

他にも力を入れて取り組んでいる政策はありますか?

奥下氏:

私は国会の災害対策特別委員会にも所属しているのですが、日本は通信系のインフラ整備が弱いと感じています。

災害が起きた際は、通信網がきちんと維持されていて、救助を呼ぶことができるかどうかが生死を分ける場合もあります。

東日本大震災を経験した東北では、防災も兼ねて町中にWi-Fiを張り巡らす取り組みをしている地域もありますが、もっと国が主導するべきではないかと考えています。

Wi-Fiなどの整備は、コロナ禍が明けて改めて日本で増えてきているインバウンドの方々にとっても役に立つはずです。

委員会の議論を通して、これまで道路などのインフラ整備に重点が置かれ過ぎていたものを、もっと通信網整備などにも予算を割くように訴えていきたいと思います。

民間の力を借りて困難を乗り越える

編集部:

これから取り組んでいきたい政策についても教えてください

奥下氏:

やはり、大阪で実現した教育の無償化を国の政策として全国に広げていきたいです。

いま、日本の防衛力を高めるための議論がされていますが、そのためにはミサイルなどの武器をたくさん持つということだけでなく、教育を充実させて優秀な人材を育てていくことも大切です。

大阪では行革で財源を確保して無償化を実現したわけですが、同じように国でも行革をやって教育につける予算をもっと増やすべきだと思います。

編集部:

そうした政策には橋下さんのもとでの秘書経験が活きそうですね。

奥下氏:

そうですね。

大阪で秘書として橋下さんに仕えていたときも、さまざまな課題がありました。

例えば、御堂筋で新しくイルミネーション事業を始めるとき、予算が最初に問題となったのですが、民間企業を巻き込んで、そのノウハウやお金も投資してもらいながら、行政がサポートするというやり方を取る事で成功に漕ぎつけることが出来ました。

国会議員の仕事の1つは、日本をどうプレゼンして世界にアピールしていくかということで、商売に通じるところもあります。

民間企業の活力も借りながら盛り上げていく事が重要だと思います。

本来の政治のあり方を取り戻す

編集部:

息抜きにしている趣味などはありますか?

奥下氏:

国会議員になってからはなかなか休日もないですが、時間があるときには映画鑑賞をしたり、サウナに行ったり、B級グルメを開拓したりしています。

サウナと言えば、超党派のサウナ議連というものも立ち上がり、サウナ発祥の地であるフィンランド大使館の中にあるサウナを通して大使と話をする機会もありました。

このように趣味が仕事に活きている場面も出てきています。

編集部:

最後に市民に向けて訴えたい想いを聞かせてください。

奥下氏:

皆様が納めた税金を、皆様の生活がより良くなるように使う、これが本来の政治のあり方です。

しかし、今の日本の政治では、そういった常識が通じなくなっています。

民間の知恵もお借りしながら、我々の子や孫世代が、将来的に上の世代をきちんと支えられるような社会に作り変えていくことへ全力で取り組みたいと思います。

「全ては次世代のために」をキャッチコピーに尽力していきます。

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