「津波注意報」と誤配信 「津波予報」で和歌山県の防災メール

和歌山県庁

 和歌山県は5日、「防災わかやまメール配信サービス」で配信した津波予報に「津波注意報」の文言を誤って記載していたと発表した。

 伊豆諸島の無人島、鳥島近海で同日午前11時ごろ、マグニチュード6.6の地震があり、気象庁は11時6分、伊豆諸島に津波注意報を発表した。県内でも若干の海面変動が予想されたため、県はそのことを知らせようと、津波情報の受信設定をしている約2万6千人にメールを配信。その後、職員が「津波注意報」の誤記載に気付き、11時29分にメールで訂正した。

 原因は、気象庁からの連絡を基に、メールの文章を自動作成するプログラムの不具合だったといい、同日中にシステムを修正した。また、県では1月にも津波予報を伝えるメールに「津波注意報」と誤記載する事案があった。

 県はチェックを強化して再発防止に努めるとしている。

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