ブリンク182、「ダンス・ウィズ・ミー」MVでラモーンズの有名MVを再現

ブリンク182が、現地時間2023年10月5日に公開されたニュー・シングル「ダンス・ウィズ・ミー」のミュージック・ビデオで、パンクのゴッドファーザー、ラモーンズにオマージュを捧げている。再結成アルバム『ワン・モア・タイム』からの最新シングルのMVで、メンバーのトム・デロング、マーク・ホッパス、トラヴィス・バーカーはラモーンズのコスプレをしながら「I Wanna Be Sedated」の有名なMVを再現している。

MVの説明文には、「このビデオはラモーンズへのラブレターであり、(ブリンクのメンバーが)自分たちよりも前に登場した大好きな象徴的バンドの一つに敬意を表している」と書かれている。

The Malloysが監督したこのMVは、無知なインタビュアーがバンドを紹介し、「パンクとは一体何ですか?私が”hell”と言ったのはパンクですか?」とメンバーに尋ねるシーンから始まる。ラモーンズを象徴するようなロン毛のカツラをかぶり、サングラスをかけ、レザー・ジャケットを着た彼らは心底迷惑そうに答え、MVは先輩パンク・バンドのカオスなMVの再現パートに突入する。

ラモーンズのMV同様、「ダンス・ウィズ・ミー」のMVでは、メンバー3人がキッチン・テーブルを憂鬱そうに囲む周りを何十人ものダンサー、花嫁、建設作業員、医者、チアリーダー、子供たち、そしてランダムな変人たちがフレームを出たり入ったりしながら大騒ぎしている。

別の場面では、ラモーンズの音楽の聖地であり、今はなき米ニューヨークのパンク・クラブCBGBの伝説的に汚い内装が再現され、ドラマーのトラヴィスが”Disco Sucks”(ディスコは最悪だ)と書かれたTシャツを着て、落書きやバンドのポスターが貼られた壁の前で激しく演奏している。

絵に描いたようなパンク・ファッションの観客が盛り上がる前で、ギタリスト兼シンガーのトムは、長身シンガーのジョーイとギタリストのジョニー・ラモーンのハイブリッドな役を演じ、マークは爆走するベーシストのディー・ディーをより落ち着いた雰囲気で演じている。3人はまた、ラモーンズの1976年のセルフタイトル・デビューから、象徴的な低予算のレンガ壁のアルバム・ジャケット写真もMVで再現した。

ブリンクの中心的トリオによる11年ぶりのアルバムは10月20日に発売される。トラヴィスがプロデュースした17曲入りのこの作品は、「エッジング」、「モア・ザン・ユー・ノウ」、そして哀愁を帯びたバラードのタイトル曲の3曲が先行リリースされている。

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