「私はそのファンではない」 イングランド代表指揮官が“3大陸6カ国共催”の2030年W杯に疑問

[写真:Getty Images]

2030年ワールドカップ(W杯)の開催地を巡り、不満がさっそく出ている。

国際サッカー連盟(FIFA)は4日、2030年大会のモロッコ、ポルトガル、スペインによる3カ国共催内定を発表。ただ、大会100周年を記念し、開幕3試合をウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイでも1試合ずつやるため、3大陸6カ国を巻き込む異例の形となる。

ホスト国ならまだしも、その相手は大移動を強いられ、選手のコンディション面を含め、懸念点が多いが、イギリス『メトロ』によると、イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督もこのプランに反対の色をうかがわせたようだ。

「大会の健全性が私にとって主なる問題だ。1試合のためだけにプレーしないといけない。全部を把握する必要があるが、南米で3試合をやった後、それぞれのチームは地球を横断し、タイムゾーンを再びまたぐことになる。あとはホームアドバンテージありか、なしだ」

「前のユーロでも少しそういうのがあったが、かなりバラバラで、グループごとに、チームごとに状況が違う。だから、私見として、私はそのファンではない。ブエノスアイレスでのアルゼンチン戦は素晴らしいと言い難い。ブエノスアイレスで戦った後、戻らないとだからね」

「アルゼンチンとの対戦がブエノスアイレスでなのか、カサブランカなのかでも大きな違いになる。それは競争に大きな変化を及ぼす」

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