台湾からのインバウンド客がコロナ禍前を越える水準まで回復 “松山駅”友好駅協定10周年

愛媛県の「JR松山駅」と台湾の「松山駅」が結んだ友好駅協定が、2023年で10周年を迎えたことを記念し、6日、日台の関係者による式典が開かれました。

JR松山駅で開かれた6日の式典には、JR四国の西牧世博社長や台湾鉄路管理局の朱来順副局長など、日台の関係者およそ30人が出席しました。

この友好協定は、同じ漢字で表記される「JR松山駅」と台湾の「松山駅」の間で2013年に結ばれたもので、両者はこれまでインバウンドの誘致に協力して取り組むなど、交流を続けてきました。

式典では、台湾の学校と交流を続けている湯築小学校の児童が、友好駅協定10周年をテーマに描いた絵画の紹介と表彰が行われた後、日台の代表者らがくす玉を割って、10年にわたる友好を確かめ合っていました。

(JR四国・西牧世博社長)
「これまでも、台湾のお客さまにずいぶん利用していただいたし、四国のインバウンドに多大な貢献をしていただいて、本当に感謝している。これを契機に、さらに相互交流を深めていきたいと思っている」

JR四国では、今年に入り台湾からの乗客がコロナ禍前を越える水準まで回復しているということで、観光列車などを活用しさらなるインバウンドの獲得に繋げたい考えです。

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