千葉県人事委員会 県職員の月給・ボーナス 引き上げ勧告

千葉県人事委員会 県職員の月給・ボーナス 引き上げ勧告

 千葉県人事委員会は10月6日、民間との較差を解消するため県職員の月給と、ボーナスに当たる期末勤勉手当のいずれも引き上げるよう勧告しました。

 県人事委員会は6日、県庁を訪れ、県職員の月給を平均4307円、ボーナスに当たる期末勤勉手当を0.1か月分引き上げるよう、熊谷知事らに勧告しました。

 県人事委員会の実態調査によりますと、県職員の月給は民間を1.19%下回っていて、ボーナスについても民間の年間支給月数の4.49か月分に対し、県職員は4.4か月分と下回っているということです。

 また、高卒と大卒の初任給を引き上げるなど人材の確保に向け、若年層に重点を置いた給与改定を行うよう求めています。

 職員の月給の引き上げ額は1994年以来29年ぶりの高水準で、月給・ボーナスともに2年連続で引き上げとなります。

 勧告通り実施されると、行政職の平均年収は11万1000円増の597万円になるということです。

 熊谷知事は今回の勧告について、「県職員が働きがいを持って県民のために尽くしていけるよう対応していきたい」とコメントしています。

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