10月は里親月間です。さまざまな理由で親元で暮らせない子どもを家庭で育てる「里親」制度を知ってもらおうと、千葉市でイベントが始まりました。
千葉市生涯学習センターアトリウムでは、里親制度をテーマにした、パネル展示が行われています。
里親制度とは、ネグレクトや貧困などさまざまな理由で親元で暮らせない子どもを、自分の家庭に迎え入れ愛情をもって養育する制度のことです。
パネル展では、制度を分かり易く解説するフローチャートのほか養子縁組などさまざまな家族の形を描いた図書が展示されていて、訪れた人たちは制度について学んでいました。
主催者によりますと制度には、法的な親子関係を結ぶ「養子縁組里親」のほか、親権は実親のまま決まった期間だけ子どもを預かる「養育里親」という選択肢もあるとのことです。
主催者は「これをきっかけに里親制度について関心を高めて欲しい」と話しています。
社会福祉法人 鳳雄会 小森敏江 さん
「パネルを見ていただいて、こういうことなんだと知ってほしい。制度を知っている方には支援員がいるので、相談することなどあったら聞いてもらえれば」