阪急電鉄は6日、バリアフリー設備や環境性能を強化した新型車両を導入すると発表した。神戸線と宝塚線には「2000系」、京都線の特急車両には「2300系」として、2024年夏から順次運転を始める。新型車両の投入は、13年以来11年ぶりとなる。
新型車両は、車いすスペース周辺の手すりを増設するなどの改良を加えた。効率の良いモーター制御装置を採用し、1960年代に製造された一部の既存車両と比べて消費電力量が約60%減る。静音性の高い空調設備や空気清浄器も設けた。
前面の窓ガラスに曲線を取り入れ、疾走感のあるデザインを追求。座席の仕切りの一部を半透明にし、開放感のある空間を演出した。