鹿沼・常楽寺でヒガンバナ境内彩る 雨露まとう真っ赤な花びら

境内を赤く染めるヒガンバナ

 栃木県鹿沼市下粕尾の常楽寺でヒガンバナが満開となり、境内を真っ赤に彩っている。

 一面にヒガンバナが自生する同寺には、写真愛好家など毎年多くの人が県内外から訪れる。今夏は猛暑が続き開花が遅くなると心配されたが、例年同様9月下旬に咲き始め、同月末に見頃を迎えた。

 5日も朝から訪れる人の姿があり、前夜の雨露をまとった真っ赤な花びらをじっくりと観賞していた。

 中野宣文(なかのせんぶん)住職(74)は「これから咲き始める花もあり、今月中旬ごろまでは楽しめる。マナーを守って観察してほしい」と話している。

 (問)同寺0289.83.0971。

© 株式会社下野新聞社