フジテレビ系で10月13日にスタートする連続ドラマ「うちの弁護士は手がかかる」（金曜午後9：00。初回は15分拡大）のスピンオフドラマ「うちの弁護士は手がかかる #0」が、FODで独占配信。日向亘が主演を務めることが分かった。
ムロツヨシが主演を務め、平手友梨奈が共演する「うちの弁護士は手がかかる」は、約54年ぶりに復活する金曜午後9時の連ドラ枠で放送。芸能事務所の元敏腕マネジャー・蔵前勉（ムロ）が、スター女優・笠原梨乃（吉瀬美智子）に突然解雇を言い渡されたことをきっかけに、超エリートなのにどこか不器用な新人弁護士・天野杏（平手）に振り回されながら、パラリーガルとして奮闘する“育成型”リーガルエンターテインメントだ。演出は「おっさんずラブ」シリーズ（テレビ朝日系）などを手掛けた瑠東東一郎氏が担当する。
スピンオフドラマ「うちの弁護士は手がかかる #0」には、日向のほか、葉月ひとみとアキラ100％の出演も決定。初回放送直後の10月13日午後10：13から配信がスタートする。蔵前と杏が香澄法律事務所で働くことになるまでの前日譚（エピソード ゼロ）を描く。
ある日、岩渕亮平（日向）がデリバリーのアルバイトでヤマトテレビを訪れると、配達先は新人女優・上条晴香（葉月）の楽屋だった。今をときめく女優の楽屋にドキドキしながら入ると、部屋には晴香本人が。「本物だ！」と興奮したのもつかの間、晴香が泣いていることに気付き、弁当を置いて退出しようとする。しかし、配達途中でアクシデントに遭遇したため弁当はぐちゃぐちゃになり、岩渕はその場に立ち尽くしてしまう。そんな岩渕に気が付く晴香。気まずい雰囲気に耐えきれなくなった岩渕が、弁当について勢いよく話し始めると、泣いていたはずの晴香は笑みを浮かべ、岩渕にあることをお願いする。
その出来事がきっかけで、ヤマトテレビへのデリバリーが入るたびに、晴香に会ったり話をしたりするような仲になり、岩渕はすっかり夢中になっていた。しかしある日突然、注文が途絶えてしまう。岩渕が落ち込んでいた折、久しぶりにヤマトテレビから注文が。ウキウキしながら向かう岩渕を待ち受けていたのは、晴香のマネジャー・岸和田誠（アキラ100％）だった。さらに、落ち込む岩渕に追い打ちをかけるように、岸和田は「あなたがやっていることはストーカーです。訴えます！」と宣言。動揺しまくった岩渕は、香澄法律事務所に駆け込み、助けを求める。
スピンオフの台本を読んだ日向は 「『うちの弁護士は手がかかる』で僕が演じさせていただく岩渕亮平が、香澄法律事務所に勤めるこ とに至るまでの物語をFODでスピンオフドラマとして配信させていただくことになりました」と喜び、「岩渕くんの真っすぐではあるけど、どこか空回りしてしまう憎めない愛されキャラな部分がたくさん描かれていて、今作の撮影で自分自身も岩渕くんのキャラクターをより深掘りできたのではないかと思います」 と手応えを明かす。加えて「香澄法律事務所の皆さんとの掛け合いも見みどころとなっています。 褒められているのかイジられているのか、邪険にされてるのかかわいがられているのか…。そんな絶妙なバランスの会話劇を楽しんでいただけたらと思います」とアピールしている。。
さらに、クリエーターの藍にいなが描いた、ムロと平手演じる“くらあん”コンビのイラストが解禁。法廷での主役である弁護士と裏方として弁護士を支えるパラリ ーガルというコンビの関係性が表現されており、背中合わせにたたずむ最強バディ感あふれるこのイラストは、台本の表紙に使用されているとのこと。回を重ねて“くらあん”の関係が変化していくように、第1・2話はモノクロ、第3話から少しずつ色づき、イラストの表情も変化していく。
自身初となるテレビドラマの仕事として、本作のオリジナルイラストを描き下ろした藍は「ムロツヨシさん、平手友梨奈さんという個性の強いお二人のタッグということで、それぞれが持っている世界観をしっかり出しつつも調和させる、ということをイメージしました。ラフから完成までの段階で、お見せしていくのは初めての経験でしたので、ラフ、色づけ、仕上げ…。イラストの表情が変わって いく面白さが伝わるよう、楽しみながら描かせていただきました」と報告している。
また、劇伴を、映画、ドラマ、アニメなどの音楽を手掛ける川井憲次氏と、現代版ジャズ・ロックをコンセプトとした情熱的かつクールで新感覚なピアノ・トリオ・バンドのfox capture planが担当することも発表。テレビドラマ初タッグとなる、川井憲次×fox capture planは、リーガルドラマの劇伴に初挑戦する。異なる世代でタッグを組む蔵前×杏と川井×fox capture plan。リンクするこの関係性がどのような音楽を生み出し、「うちの弁護士は手がかかる」をどのように盛り上げるのか、期待が高まる。
