土佐の伝統的なお座敷遊び「はし拳」の全日本選手権大会が6日、高知市のホテルで4年ぶりに開かれた。手首の内側に隠した箸の数を当て合い、負けたら杯につがれた日本酒を飲み干す。お酒好きの46チーム約140人が集まり、団体戦と個人戦を競った。
2人が向き合い、それぞれ用意された3本の箸を背中に隠し持つ。何本かを相手に見えないように交互に差し出し、合計本数を当てる。会場では箸を差し出す際に発する「いらっしゃい」のかけ声や、本数を当てる「3本」「5本」の声が響いた。
団体優勝したメンバーの一人、高知市の戸田美和さんは「はし拳は性別に関係なく交流できるのが楽しい」と話した。