サルが目撃されたという情報を受け、あいテレビは6日、愛媛県にある松山城の二之丸史跡庭園を取材しました。
(二之丸・堀之内管理事務所・向井麻衣さん)
「(サルが)座っているようなかたちで、近づいてきた私たちスタッフの方をちらっとみて、塀伝いに走って逃げて行ったというかたちです」
サルが目撃されたのは、5日午後2時ごろ。
二之丸史跡庭園の北側にある塀にサル1匹が座っているのを清掃スタッフが見つけ、管理事務所の職員に知らせたということです。
(二之丸・堀之内管理事務所・向井麻衣さん)
「結構離れた場所からみても大きいサルだなというのがわかったので、大人のサルかなと。こんな身近にサルがいるなんて、驚きでちょっと怖かった」
このインタビューの後、なんと、庭園の端に1匹のサルが姿を現わしました。
午後2時頃…
(リポート)
「いました!ネットの裏です。あの奥に、いました!山の中に走っていきました」
取材班が近づくと、サルは素早く城山に逃げていきました。
このおよそ1時間後には、子どもとみられる別のサルが山の中にいるのを確認しました。
庭園の事務所によりますと、これまでに人が襲われるなど被害は確認されていないということです。
(観光客)
「けっこう街中なのに、意外だと思う。ちょっと怖いですね」
(散歩中の男性)
「これだけの城山だから、(サルが)いてもおかしくはない」
サルが目撃された現場は、松山城本丸への登山口にも近く、多くの観光客も利用することから、松山市は、周辺に貼り紙をしたり、園内に放送をしたりしてサルを見かけても近づかず、食べものを与えないよう注意を呼びかけています。