「病院に行く」とずる休み 兵庫・加古川市教委、小学校の調理師を減給処分 持病による療養休暇を悪用

加古川市役所=加古川市加古川町北在家

 兵庫県加古川市教育委員会は6日、通院のための休暇申請と偽り、勤務を怠ったとして、同市立小学校の男性調理師(57)を減給10分の1(3カ月)とする懲戒処分を発表した。

 同市教委によると、男性は持病があり、月1回の通院が必要だったという。年1回の申請をすることで、月1回の療養休暇を承認していた。男性は、その都度の診断書提出が不要となる措置も受けていた。

 男性は、4月29日の療養休暇の取得を申請して勤務を休んだが、通院していなかったことが発覚。同市教委が男性に説明を求めたところ、記録が確認できる2018年4月~22年10月、計27日間で同様の不正を繰り返していたことが分かった。

 男性は「療養休暇目的以外の取り方をしていたことについて深く反省している。申し訳ありませんでした」などと話しているという。(宮崎真彦)

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