損保ジャパン代理店社員が詐取 大分、31人から3800万円

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 損害保険ジャパンは6日、大分県日田市にある代理店の男性社員が顧客から金銭を詐取していたと明らかにした。存在しない一括払いの傷害保険の加入を持ちかけ、保険料と称して少なくとも31人から計約3800万円を得ていた。被害額はさらに増える可能性がある。損保ジャパンは男性が保険募集を行えないようにする手続きを完了した。被害者の特定を急ぐ。

 代理店名は「保険ジャパン」。金銭の詐取は2015年ごろ~23年9月まで続いた。男性は営業成績が足りなかったことを理由にしており、詐取した金は子どもの教育資金などに充てていたという。

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