将棋の藤井聡太七冠（21）が史上初の八冠独占に王手をかける中、6日から伊藤匠七段（20）の挑戦を受ける「竜王戦七番勝負」で防衛戦に臨んでいます。
対局とともに注目、1日目の勝負めしは、藤井七冠が、ほうれん草のタイ風グリーンカレー。伊藤七段はボリュームたっぷりの牛丼でした。
そして午前のおやつは、藤井七冠がハロウィンの時期らしく「かぼちゃのプリン」。午後は「モンブラン」と秋のスイーツ尽くしでした。
一方、普段間食は全くしないという伊藤七段ですが、午後には長丁場に備えてか
チーズケーキをおばけに見立てた、ハロウィン限定のスイーツを選びました。
藤井七冠の「姉弟子」室田女流二冠に展開を聞く
（夏目みな美キャスター）
同学年同士のタイトル戦、6日は第1局の初日です。大石さん、どんな状況なんでしょう。
（大石邦彦アンカーマン）
6日午後6時10分頃に、伊藤七段が封じ手を行いました。竜王戦は2日制ですので、最後の手を相手に見せてしまいますと、相手が考えるが増えますから有利になってしまいます。最後の手は紙に書いて相手に見せないというものが“封じ手”なんですね。タイトル戦では伊藤七段初の封じ手ということになりました。
では2人の関係性を見ていきましょう。公式戦では、これまで藤井七冠が2勝0敗とリードしているんですが、しかし小学3年生の頃、伊藤少年が、藤井少年に勝った経験があるんです。このときに負けた藤井少年が大泣きした逸話があるんですよね。そこで伊藤さんは人呼んで「藤井聡太を泣かせた男」と呼ばれているわけなんですね。
室田女流二段「陣形が崩れていないのは後手の藤井七冠」
今はどうなのか。藤井七冠の素顔をよく知る、姉弟子の室田伊緒女流二段にお聞きしました。室田女流二段は「幼少期から藤井七冠は負けるとよく泣きます。今も負けず嫌いは変わらないはず。隠しているだけではないですか」と言っていました。
竜王戦の現状について室田さんは、「午後5時半の段階ではほぼ互角。陣形が崩れていないのは、後手の藤井七冠だ」と話していました。
竜王戦は先に4勝すればタイトル獲得。竜王戦第1局は7日夜に決着する見込みです。接戦となった竜王戦第1局、7日も激しい展開となりそうです。
