札幌五輪30年断念 選手ら、競技普及停滞を危惧

招致を断念した2030年冬季五輪でスキージャンプ競技に予定された札幌・大倉山ジャンプ競技場(館山国敏撮影)

 札幌市が2030年冬季五輪・パラリンピックの招致を断念し、34年に転換する方針を固めたことを受け、6日、道内の競技団体関係者や選手からは冬季競技普及の停滞を懸念する声が上がった。一方、取り巻く環境の厳しさから「34年も難しい」と今後の招致活動の困難さや経済界がけん引する五輪招致のあり方を疑問視する見方もあった。

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