【ブリュッセル共同】オランダのウィレムアレクサンダー国王の祖父、故ベルンハルト殿下のナチス党員証が見つかり、国王は「過去をありのままに直視しなければならない」と調査に前向きな姿勢を示した。ロイター通信などが6日報じた。
殿下は2004年に死去。過去にナチスの部隊に所属していたことを認めていたが、党員については終始否定していた。党員証は歴史家によって発見され、1933年にナチスに入党したことが記されている。
ベルンハルト殿下は1911年にドイツで生まれ、後にオランダ女王に即位するユリアナ王女(当時)と結婚。第2次大戦中は連合軍のパイロットとして活躍した。