米国の伝説的シンガー スーパーボウルでのポールダンサー起用を示唆「芸術的な面で常に注目」

米国の歌手、ダンサーのアッシャー(44)が、アメフットの2024年スーパーボウルでポールダンサーを参加させるステージを行うことを示唆した。来年2月11日、アッシャーは米ネバダ州ラスベガス近郊のアレジアント・スタジアムで行われるビッグイベントのハーフタイムショーを務める。パリでの定期公演を終えてから振付や舞台装置などを考えていく意向だという。

アッシャーはザ・サン紙に語った。「これは誰であろうと、全パフォーマンスの中のバケットリスト中のバケットリストだ」「グラミー賞を受賞したい、アカデミー賞を獲りたい、ブリット・アワードの受賞は最高だと思うだろう。でも、スーパーボウルで演奏できる人は多くない」

「オリンピックを除けば、最も世界中で見られているショーだ。だから、俺がエンターテイナーとして何をやっているかを知っているのかどうかわからない全世界に向けて話す機会があるならば、ここで垣間見ることができるだろう」「(ショー・キュレーターの)ジェイ・Zから電話で『スーパーボウル、やりやがったな』って言われたことをまだ味わっているところさ」「それを味わった後は全部仕事だからな」

アッシャーは続けた。「パリを離れれば、振付と技術的な面に没頭できる。プレイする場所として巨大だからな」「その次のステップは音楽に関して、13分だから。どの曲が一連の物語を紡ぐことができるかを把握しなくてはいけない。この定期公演でやろうとしていることと同じだ」「誘惑と罪深き快楽をベースにしたショーだ。自分が欲望するもの、出会い、2人の人間の親密な瞬間といったね。それは一瞬だけそこに存在し、やがて消えてしまうが、その瞬間が全てなんだ」

そして、パリ定期公演に参加した露出度の高いダンサーたちを引き合いにアッシャーはこう話した。「全ては罪深き快楽。親密でありながら大きなスケールにしたい。そして観客が感情的にも肉体的にも普段行かないような場所に連れていきたい」「アトランタのストリップクラブに連れて行かれるみたいなね。普段俺たちはシルク・ドゥ・ソレイユを見てそれを絶賛しているが、俺自身はポールと共に動く文化を芸術的な面で常に注目してきた」

「全ての体型、サイズ、肌の色、信仰があることでショーは魅力的になる。あらゆる体型のポールダンサー、もしくはダンサーがいる。それを俺たちはストリッパーとは呼ばず、ポールダンサーと呼ぶ」「自分が最高と感じる何かを見つける罪深き快楽。そしてそれに伴う誘惑」「俺のショーのオープニングでは、ペアのダンサーの片方ずつがそれぞれ一緒になり、そこでケミストリーが起こる。だが、それぞれには相手がいる。だからモラルに反した逢瀬になるわけだ」「彼らは離れ離れになって終わるが、その瞬間は本当にパワフルだったんだ」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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